Nicotto Town


およよ・れおポン


「侠」でしたね

任侠ヘルパー観ました。

そうだな、実は、一話をあまり良いと感じなかったので、どうなることかと思っていた。でも、途中から地に足がついてきたようで、予想外に、人物に魅力が出てきた。

そして、最終的には、まとまりの在る劇になったと思う。

物語としては、答えを用意しない結末と言いますか、もともと答えの出せない題材だったわけですが、

それを、
「登場人物達は、とにかく体験した」
「経験を通して、答えは見つからなくても、なにか、前へ進んだはずだ」
そんな形で、表現したんですね。

ただ少し、問題と言えば問題なのは、ヤクザが正義の味方に見えることですかね。

物語の主題が極道という訳ではないから、あまりヤクザという面に踏み込まない表現になるのも当然ですが、もう少し、草彅君の彦一と黒木メイサのりこの犯罪者ぽいところを描いても良かったかなと思う。

僕個人の考え方としては、
「法律を守るか破るか、それと、人間の善悪とは、別のものだ」
というところに、この二人の精神を見たかったのだが、どうだろうか。

法律を破ることには平気な人たちであるのは間違いないのだが、だから守るべきものが無い人たちではない。

そこに「筋」や「仁義」「任侠」があるのだから、登場人物の言動に、悪に踏み込む部分が見えてもよかったような気がする。

ん〜、ドラマとしては、善の側が見えるようにして、へんに深刻に偏らないようにしようという意図だろうから、さじ加減の問題ですね。

あんまり深刻にしたら、娯楽として見られなくなる。

このあたりは、僕の好みの問題なので、このさじ加減でも良かったのかな。

ただ、これは現在のテレビ制作の問題だけど、もう少し脚本を練り上げる時間が欲しいな。

もっと良くなりそうなドラマだけに、少しもったいないような気がした。

#日記広場:テレビ





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