犬語が話せたら。
- カテゴリ:ペット/動物
- 2016/05/07 17:10:21
うちには、ジャーマンシェパードの「ポン助マクレーン」という犬がいます。
ポン助は去年、霧ケ峰の警察犬訓練大会で、
チャンピオングループに堂々入賞した賢い犬…のはずなのですが・・・・。
じつは、ここのところ素行不良で、ほとほと手を焼いておりました。
と、いいますのも、
ポン助は、ちょうど3歳。
人間で言うと、自我に目覚めるというか反抗期と言うか、
ファミリー(家族)のなかで、ボスの地位を目指そうとするようです。
一番かわいがってくれている鈴ちゃんに、
ウ~~~~~~っと唸って威嚇するばかりか、
鼻の上を「肉肉」のカタチになるまで歯をむくのです。
当「すずき」家では、下克上は許しません。
上下関係は、いたって厳しくインドのカースト制度なみです。
ここしばらくは、夜になると決まって鈴ちゃんに反抗するようになり、
襲撃訓練さながらに、飛び蹴りを入れてきたりで、
危険極まりなくなっていました。
困っただないや~。
ポン助・マクレーンは、後ろ足で立ち上がると、
わたしのアタマの上に、オオカミのような口が来ます。
体重は40キロほどありますので、
制御不能になると、恐らく手が付けられなくなるでしょう。
参ったでないや~。
ついに思い余って、ポン助の訓練校の先生に電話しました。
どうにもこうにも困ったもんですと・・・。
すると。
モチは餅屋、犬は犬屋さんなんでしょうか。
電話で数分、事情を話しただけで、
「ロープやタオルの引っぱりっこをしましたか?」
「簡単な襲撃訓練ごっこをやりましたか?」
しょっちゅう、ロープの引っぱりっこや犯人ごっこをして、遊んでいました。
あ、申し遅れましたが、
ポン助マクレーンは「追及訓練」を2年半受けています。
つまり、犯人追及には素晴らしい能力を見せるのですが、
警察犬というと、やはり「襲撃訓練」がカッコいい。
それで、訓練士の先生に内緒で、ふざけて襲撃訓練をやっていました。
これが、ダメだったそうです。
訓練学校で「襲撃訓練」をする場合、
ハンドラー(命令を出す人)と犯人(襲われる人)は、
ぜったいに区別しないといけないのですって。
でないと、犬は、命令を聞かなければならないのか、
やっつけて良いのかが、判らなくなるそうです。
そこへ、成長期の下剋上意識がむくむくと顔を出すと、
ボスの座を狙って、反抗的になるんだそうです。
タオルの引っぱりっこも、やってもいいのですが、
最終的には、主人がタオルを取り上げて、おわらなければいけないそうで、
「強いね~。エライね~」なんていっておだてて調子に乗せると、
シェパードといえど、バカ犬になるそうです。
驚いたことに、
訓練士の先生に問い合わせたのは、昨日の晩なのに、
ポン助・マクレーン君、今朝はもうお利巧マックに戻りました。
唸りも、歯をむくのもやめました。
鈴ちゃんに、べったりくっついて服従しています。
犬がバカなのではなく、
飼い主がバカだったのですね。
犬を混乱させて、叱ってばかりいたようです。
マックん、ごめんなさいね。
ほんとは賢い子だったのにね。
マックは、今日も会員のお客様に、
「誰か、サッカーやりませんか~」とごきげんを伺っています。
鈴ちゃんに、いっぱいサッカー、やってもらおうね。
襲撃訓練は、当分やめておこうね。
学校で、訓練助手をコテンパンにやっつけて来てください。
ここだけの話し、
マックは、わたしのほうが鈴ちゃんより上だと思っているようですよ~。
うーむ・・・
っていうことをしっかり覚えてもらわないと、自分がエライって思っちゃうらしいです。
玩具やゴハンに所有権が強くなって、手を出すと威嚇するようになるんですって。
鈴ちゃんが群れのアルファで、はなこさんがそのパートナーで、自分は1位2位の下って思わせないと。
ちなみに私の妹は群れの最下位だったようです・・・
超なめられまくりでした。
マック君は賢いから、その辺、敏感なのでしょうね。
ふぁいとですよ~
いつも大変、勉強になるブログ、ありがとうございます。
シェパードは、本当に難しいそうです。
なまじアタマが良い分、叱られたら3日位根に持つヤツとか、
とことん我を張るタイプもいるようです。
もう、犬でもここまで来ると、人間と同じみたいですね。
意思の疎通がすべてを決める・・・と言われても、
犬が何を考えているのか、さっぱり分かりません。
わかるのは「サッカー、いかがですか~?」だけですわ。
というより、こういった事例が多くあるのかな?
(笑)
いつもありがとうございます。
<<犬様も猫様も、遊んだら玩具などは飼い主が管理してしまわないといけないんですよね。
そうだったんですか!
知りませんでした。
マックんの周りには、いつもおもちゃがいっぱい放り出されています。
以後、気をつけます!
ありがとうございます。
犬も10歳くらいになると、人語を解しますねえ。
ポン助は、「サッカー」という言葉にだけ異常に反応します。
本人(犬)は、大きくなったらサッカー選手になりたいのだそうです。
こちらの感情が、透けて見えるようにマックんの表情が、変化しました。
もう、ウ~~~って言わなくなって、鈴ちゃんにべったりくっついています。
3歳のデカいシェパードですが、
尻尾を振って、でんぐり返りし、腹を見せて甘えてきます。
マックんも、混乱していたみたいです。
訓練士の先生によると
襲撃訓練の最初は、ロープの引っぱりっこからやるんですって。
それから「スローブ」と呼ばれる噛んでもいい袖のようなものを人間が付けて、襲わせるので、
犬がスローブを取ったら、それで犬の勝ちになるようです。
先生は、マック(ポン助)は、追及訓練でもずっと上位の成績を収めているが、
本来、「襲撃」が出来るタイプの犬なので、本能的に訓練と同じことをやっていたということでした。
訓練所でも、襲われる犯人役は、決まっていて、
その人は、フツーにしていても犬たちから目の敵にされているそうです。
先生に教えてもらって、やっと納得がいきました。
こちらが納得すると、ポン助も嘘のように、賢いマックんに戻ったんですよ。
何よりもそれにびっくりしました。
ご主人様=群れのリーダーがくれるものと思わせないと。
犬様にとっては、ご主人様は神格のアルファ(群れのリーダー)でいないといけません。
妹はなめられまくりで、何回も噛まれてますよ~(笑)
家族は犬語は話せませんが
三女は日本語がわかるようです。
時々真剣にTVを見ているのがちょっと怖いかもwww
でも、訓練がゆえの対応だったとは… Σ( ̄Д ̄;) なるほどねぇ… ...ψ(。。)メモメモ
電話だけでささっと対処できちゃうなんて。
それとも、そういう事例が多いんでしょうか。
犬はしつけが大事。フランスに行ったときに向こうの犬たちが
まるで置物さながらの不動の姿勢で日本とはまるで違うと感心したことを思い出しました。
日本人とはイヌに対する姿勢が違うのが良くわかりました♪
お店に「立ち寄り犬」がいるなんて、
警視庁だったらピーポくんですよ。
(和歌山は紀州君です)
ポン助は、女の人には愛想を振りまくという小技も習得しています。
やられましたね。
あいつ、犬のくせに美人には、からきし弱いんです。
実は、ちっさいワンコばかりふれ合ってきていて、マック君との対面はちょびっとドキドキだったのです。
でも、優秀な、訓練を受けている子なのできっと大丈夫って思って。
本当に大丈夫だったし、とてもお利口君でした。ぶっとい尻尾がばしばし当たるのも「おおーっ」と新鮮な感動だったし!
翌朝、誰も居られない事務所に降りるとウォンウォンと吠えられちゃいましたが、すぐに横に座って一緒に海を眺めてはなちゃんの帰りを待っていました(^^)本当に素晴らしいポン助くんでしたよ!
ほんと、分からなかったとはいえ、
随分、ポン助を叱ってしまいました。
公文式で、犬語を教えてもらえるでしょうか。
ポン助は賢いのです。
はなちゃんも、負けてられませんね。
公文式に行って数学を鍛えてください。^^