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米軍 南沙諸島で再び「航行の自由」作戦

アメリカ軍は、南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島に中国が造成する人工島の周辺で艦艇を航行させる「航行の自由」作戦を再び実施し、アメリカ政府として人工島の軍事化は認めない姿勢を示すねらいもあるとみられます。
アメリカ国防総省は南シナ海の南沙諸島で日本時間の10日午前、「航行の自由」作戦を実施したことを明らかにしました。今回の作戦では、イージス駆逐艦「ウイリアム・ローレンス」が、中国が人工島を造成するファイアリークロス礁の周辺12海里、領海と同じ範囲の海域の中を航行したということです。
アメリカ軍が、中国が実効支配する南シナ海の人工島や島の周辺で「航行の自由」作戦を実施したのは、去年10月以降これで3回目です。
ファイアリークロス礁を巡っては、台湾、ベトナム、フィリピンも領有権を主張しており、国防総省は今回の作戦について「国際法に反して航行の権利を制限しようとする中国、台湾、ベトナムに対し実施した」と述べ、中国だけを対象にしたものではないとしています。
ただ、ファイアリークロス礁では中国が軍用機の運用も可能な3000メートル級の滑走路を整備し、先月には軍用機の着陸も初めて公式に確認されており、アメリカ政府としては軍事化は認めないとする姿勢を改めて示すねらいもあるとみられます。
一方、中国政府はアメリカ政府に対して批判を強めており、今回のアメリカ軍の活動を受け、さらなる反発が予想されます。
中国「米こそ南シナ海最大の脅威」
アメリカ軍が、南シナ海の中国が造成する人工島の周辺で「航行の自由」作戦を実施したことについて、中国外務省の陸慷報道官は10日の定例の記者会見で、「アメリカの行為は中国の主権や安全利益を脅かすもので、中国は断固として反対する」と述べ、強く反発しました。
そのうえで、「アメリカは『航行の自由』という名の下で、南シナ海で武力をひけらかして軍の艦船や航空機を派遣して中国の島々の海域や空域に入りこんで挑発しており、これこそが南シナ海の平和や安定にとって最大の脅威だ」と述べ、アメリカを非難しました。


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160510/k10010515281000.html


Freedom Of Navigation OPerationとは、公海がどの国家の支配下にもなく、すべての国家に解放されているとする18世紀に作られた国際法上の原則に基づき、ジブラルタル海峡、ホルムズ海峡 、 マラッカ海峡、およびインドネシア諸島等で、アメリカ軍が行っている作戦で、2015年10月にイージス艦USSラッセンおよび哨戒機による抗議を行って居ます。
 

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