中国海軍の戦闘機が工場敷地内に墜落
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- 2016/05/12 17:49:29
2016年5月11日午後7時ごろ、中国浙江省台州市で、中国海軍の戦闘機1機が夜間訓練中にミシン製造工場の敷地内に墜落した。パイロットはパラシュートで脱出して無事だった。中国軍網が伝えた。
墜落したのは東海(東シナ海)艦隊の戦闘機で、工場の建物の一部が損壊したが、負傷者は現時点では確認されていない。海軍と東海艦隊が事故原因について調査を進めている。(翻訳・編集/柳川)
http://www.recordchina.co.jp/a138360.html
J-10AHは、中華人民共和国の航空機メーカー、成都飛機工業公司によって設計され、生産が行われている戦闘機。西側諸国ではヴィゴラス・ドラゴン(Vigorous Dragon:猛龍)、NATOコードネームは「ファイヤーバード」(Firebird)と呼ばれる戦闘機の海軍版です。
ただし海軍用と言っても防錆加工はされていますが、空母に着艦する能力はありません。
イスラエルとの密約により、量産に至らなかったラビを開発したIAIから技術者を招いて開発され、ロシアから入手したAL-31Fターボファン・エンジンやアビオニクスを搭載して完成したといわれていますが、詳細はまったくわかっていません。
ただ、J10シリーズは2014年11月15日、四川省成都の郊外でJ-10Bが、2015年12月17日にJ-10Sが墜落しており、中国の一部メディアはロシアミグ29用「リューリカ=サトゥールン AL-31F」ターボファンエンジンを使ったとし、ロシアのエンジンに欠陥があると報道しています。
http://www.excite.co.jp/News/it_g/20150817/Searchina_20150817022.html
しかしMig-29はロシアを初め旧ソビエトに加盟する全ての国やペルー、ベネズエラ、キューバ、北朝鮮などの30カ国の他、ドイツでも東ドイツ時代から採用していますが、エンジンに欠陥があるという話は聞きません。