脳活『為ブログ』482
- カテゴリ:日記
- 2016/06/06 11:57:37
ホコリをかぶった原稿。
『薔薇の死紋』というタイトルが付けられた四百字詰め原稿が132枚出てきた。たぶん、どこかへ応募する予定で書いたのだろうが、未完のまま途中で投げ出した代物である。ボールペンの手書きである。この頃はウインドウズが出ていなかった時代なので手書きが主流であった。シャープのワープロはもっていたが、インクがテープ式だったので多くの枚数を印字する場合、手間がかかった。
作品の内容は、Yという税務調査員が仕事を終えて、同僚のSと馴染みの居酒屋を梯子して酩酊する。Yは終電車ぎりぎりで帰宅する。翌朝、勤めに出ようと最寄り駅の改札口で、自分の持っている定期券が他人のものであることに気付く。どこで入れ替わったのか、たぶん、昨夜、終電の改札で他人のものとすり替わったとしか考えられない。その日は、仕方なくYは切符を買って出勤した。こうした動機で定期券の持ち主を探していく内に奇怪な事件に巻き込まれていくという筋書きである。
改めて読み直してみると、文章だけでなく、情景やら定期券のすり替わりという小細工が古色蒼然としていると感じた。今の電車の切符はタッチッポンである。特急券の座席指定券にしても、スマホで予約でき、決済もネットだ。どうも時代の変化というものに堪えられない。創作はあくまで鮮度を考えて、色あせないテーマでないといけない。普遍的な課題を取り上げないとダメだと思う。時代の流行りを追いかけていても、すぐに飽きが来てしまう。トルストイの『戦争と平和』のように巨大な構想でないといけないのか。この年になって初心者の反省しかできない。恐れ入った。
未完のまま放置された作品。
それでも、後世に残るものってありますよね。
400字詰めの原稿用紙。
ワープロ、USB主流の今、なんだかすごく風格があるように感じられます。
明日は火曜日。
私のお家の地区では月2回の資源回収です。
前回、雨で中止になったので、ほぼ1ヶ月ぶりです。
・・・古新聞、段ボール。
がんばって運びます(>_<)
明日、流れると次回は21日。
収拾がつかなくなりそうで、せめて明日の午前中は降らないでほしいです。
(第三者の・・・・・・笑