越日首相が会談、南シナ海問題の仲裁裁定支持で一致
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- 2016/07/19 17:10:55
グエン・スアン・フック首相は15日午後、モンゴル・ウランバートルで安倍晋三首相と会談し、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所が示した南シナ海問題の仲裁裁定などについて話し合った。両首相は、15日と16日に開かれた第11回アジア欧州会合(ASEM)首脳会合に出席するためモンゴルを訪問していた。
安倍首相は、5月に日本で開かれた伊勢志摩サミットへのフック首相の出席に感謝を表すと共に、引き続き両国間の信頼関係を強化し、「広範な戦略的パートナーシップ」の下、あらゆる分野での協力を強化していきたいと述べた。また、南シナ海を巡るフィリピンと中国の仲裁についても触れ、7月末のASEAN外相会議及び9月のASEAN首脳会議に向けて、引き続きベトナムと連携していきたいとした。
これに対してフック首相も、南シナ海問題でベトナムと日本が緊密に連携していくことが重要だとした上で、ベトナムとしても各会議に向けて日本と協力・連携していきたいと述べた。更に、国際法の遵守、特に海洋安全保障と航行・飛行の自由の確保が地域及び国際社会の平和と安定にとって重要であり、ベトナム政府は公式声明の通り、南シナ海問題を巡る仲裁の裁定を支持すると強調した。
これを受けて安倍首相は、フィリピンと中国の仲裁に対する日越の認識は完全に一致していることを表明した。また、ベトナムの海上法執行能力の強化に向けて、日本は米国やオーストラリアとも連携し支援していくと述べた。現在、中古船及び新造船のベトナムへの供与に向けた調査が順調に進められているという。
http://www.viet-jo.com/news/politics/160718020058.html
