慰安婦問題
- カテゴリ:日記
- 2016/07/24 23:19:13
日本政府が10億円の基金を出して問題の終結を図ろうとした「慰安婦問題」、韓国民としては金で片付けようとする日本政府の態度が気に入らないようで、100年経っても解決できないと思われる。
結局誠意を示して納得してもらうしかないけど閣僚や多くの国会議員が靖国参拝をしている現在どんな誠意を示すことができるのか、本気で解決をしようと思っているって誰が見ても思えないよね!
今夜は僕なりに『慰安婦問題』について考えてみた。
関心があったら読んでみて!
橋下発言と歴史認識
慰安婦問題と言ってもそれを肯定的に捉える元大阪知事橋本とそれを擁護する元都知事の石原発言を取り上げてみるね。
彼らは『戦争と売春は当たり前!』みたいな趣旨の発言を繰り返している。「売春」と「慰安婦」は全く別物だけど、たぶん混同して使ってると思うのでそのままで考えるよ。橋下の発言の根底にあるのは、いつ死ぬか分からない兵士に、国家が召集したんだから、国家のために死ぬかもしれない兵士の「性のはけ口」を国家が世話するのは必要悪で、やむを得ない!そういう考え方だ。
「一般的に言って戦争なんだからしょうがない!日本以外だってやってたじゃん!」みたいな。
積極的に肯定はしないけど、あえて否定はしないし、消極的に認めようという論理だ。だから、恥ずかしくもなく、「米軍さん!禁止すれば婦女暴行なんかやっちゃうから、日本の風俗をもっと積極的に利用してください!」(橋本)なんて言っちゃう。
(批判の嵐に橋下は謝罪のコメントを出したが・・・)
「戦争だったから仕方ない!」というのは全て特殊事情だからという免罪符みたいに感じられるが、「侵略戦争」という戦争そのものの反省が全くない。侵略戦争によってどれだけの多くの被害がアジアで出たのか、その反省なくして戦争だったから仕方ないという論理は通用しない。
今の政府はギリギリ「侵略戦争」だったということを認めているが、いまだにあの戦争は欧米諸国からアジアを解放する大東亜共栄圏を構築するための聖戦だったと肯定的に考える人たちがいる。もちろんそのような考えはいわゆる「右翼」って言われるので、そういうレッテルを貼られてはまずい人は公には言わないけど、「侵略」っていう言葉には過敏に反応して口ごもる!
第二次世界大戦の歴史認識
僕らは第二次世界大戦は民主主義国家とファシズム国家との戦争という構図で勉強した。日本はもちろんナチスドイツと同じファシズムの悪役国家でアジア侵略を行い、正義のアメリカやイギリスなどの民主主義国家に負けた!日本は悪かった国体を解体、天皇元首制をやめ、民主主義の国家に生まれ変わった! そう教えられそんなものかと思ってきた。
しかし、そういう図式は戦勝国のアメリカが作ったもので、そうではないんだ!!
石原元都知事は、橋下が「戦争の結果として侵略と受けとめないといけない。反省とお詫びをしなければいけない」というある意味まともな談話に対して、『全然違う!正確な歴史観、世界観を持っていないとだめだ!』と批判した。そして、植民地支配について、「近世になって欧米の白人は全部やっていた!」、さらに「東京裁判で決められた価値観にのっとって歴史を規定することは間違いだ!」そしてさらに『あれは侵略戦争ではない!』と断言した。
う~ん!(>_<)またまた言うよね!
老害極まりない感じだけど、論拠は・・・
植民地支配は、欧米はみんなやっていたのだから、日本だってそれと同じことをしただけじゃないか!という、赤信号みんなで渡れば怖くないみたいな論法だ!
彼の言いたいのは、日本の侵略を言うなら、欧米のアジア侵略こそ問題にしなければならない!
石原の呆れるような考えだけど、実は表面的(本質は違う)には僕の考えと同じだ!
つまり第二次世界大戦は決して教科書にあるような民主主義国家とファシズム国家の戦いではなく、いわゆる帝国主義国家間の世界の再分割を狙う戦いだった!
だからと言って、欧米をアジアから追い出す大東亜共栄圏の論理は肯定されないけどね!
国民の多くは反省と謝罪でこの話題を終結させたい!
慰安婦が女性の人権をいかに侵害するものか言うまでもない!また、朝日新聞によると国民の多くが謝罪し早く解決すべきだ!謝罪すべきでないとする意見に反対だというのに、石原やいわゆる右の人たちが執拗に言い続ける目的は一体何かということだ!
考えられるのは?
①戦争なんだから女性の人権なんかより優先するものがあるのは当
然だ!これは歴史的にはその通りかもしれないけど、そういうの
をファシズムって言うんだ!個人の生命・財産・人権より国家や
ある特定の勢力を優先するのだから
②戦争中はどこの国も程度問題で人権蹂躙してるのだから、それに
もう解決済みの問題(中国・韓国とは形式的には解決済み)をむ
し返して補償、補償と騒ぐな! 居直りと恫喝!
③男が命を犠牲にして国のために死んでいったのだから、女が操を
なんたらかんたら言うな! 男尊女卑 男女差別 憲法違反
④「侵略」と言うなら、日本以前のイギリスやドイツ様々な国が中
国やアジアを侵略した。そういう国々の「侵略」を不問にして、
日本だけを問題にするのは不公平だ!
政治家はそういう世界の不公平を正さなければならん!
そんな強い意志が感じられる!
疲れたので、③だけをさらに取り上げて
「戦争に慰安婦は必要だった!」
橋本はもし、自分の妻や子が慰安婦として必要とされたらそれを認めるのだろうか? 否、おそらく認めないだろう!もし、認めるのならその主張は論理的な一貫性を持つ!しかし、人間として最低、いや人間とは言えない!彼は女性を完全に蔑視している!慰安婦はそういう生業(なりわい)の女がいて、そういう女や占領した韓国人や中国人にやらせればいい!そう思っている!もし、具合的な慰安婦という人間をイメージできるなら「必要だった!」、「外国軍だってやってたのだから!」なんてことは絶対に言えないはずだ!
彼はキャバクラが好きだったらしい。(若いときのこと:週刊誌)
つまり、そういう遊びのための女性の存在を肯定している!
この問題は1910年に始まる韓国併合、その結果創氏改名や日本語教育、また戦時中の強制連行など
韓国民にとって屈辱的な歴史観が根底にあるから、その根は本当に深い。だから、単純に誠意を尽くして
謝罪すればそれで終わるというものではないと思う。だから、本文にも書いたけど100年経っても解決
できないんじゃないかと悲観的になっちゃう。残念だけど・・・(>_<)
国家と国家の関係ではそうだけど民間レベルではもっと積極的な交流をして親交を深めていくしかないのだろうね!
色々考えさせられるね~
慰安婦問題と言っても、生まれる前の事で、
正直実感はない。
戦時に侵略された側に、正当な理屈が通せる訳もなく、
いわゆる泣き寝入りだったと思う。
でも、日本が敗戦国になって、「謝りなさいよ」と言う声が大きくなった印象。
どちらの意見も男性側の論理が優先してる。
女性の心はデリケートなのに、反対運動に年老いた当事者を矢面に立たすのはいかがかと・・・
ただ、意見の違いだとしても、韓国のヒステリックな対応にはアレルギー(>_<)
・・・簡単には語れない難しい問題ね!