夏草
- カテゴリ:小説/詩
- 2016/07/29 01:19:56
あの強く白い夏の日差しを浴びている
青い夏草を見たか
不意に大きな声が
傍らから聴こえた
見ると昨日積み上げた
砂山が私に語っていた
私の作った砂山は
そんなに低い砂山では無かった
目の前に姿に
黒い疑問詞が浮く
私の高く積み上げた
砂山を削り取ったのは誰
いくつもの感情が
汗と共にほとばしる
風だ
夏の風だ
砂山を吹き飛ばしたのは
昨日吹き荒れた暑い夏の風だ
砂山はそれでも
粛々と語り続ける
あの強い日差しを物ともせず
干からびた地面に根を生やし
激しく吹く風にも
青い身を強く堂々と直立させていた夏草よ
青い草になりたい
風に身を削られた砂山はそう語った
その時だ
一瞬強い風が吹いたのは
砂山は再び崩れ
青い草は少しだけその葉を揺らした
梅雨が明けました
で、なんとなく浮かびました
根は水を求めて地中深くへ
葉は光を求めて空へと伸びる
光合成
なんて考えたらつまらない
植物が歩けたら
どんなことになるのでしょう?
水分補給に自販機でミネラルウォーターを買う?
日陰に植物の溜まり場が出来る?
人も植物も動物も
やっぱ太陽の子なのかも知れない
真夏の地面は熱いだろうに
地下のが涼しいだろうに
重力に逆らってまで
太陽に会いたいって
なんかそんな気がする
風との旅
なんか夢がありますね
風って何処から来て何処へ行くのか
誰も知らない
砂山の砂は共に飛び立ち
それを知り得たかも知れませんね
夏草の青い匂いを 運ぶように
砂山の砂を 何処か遠くに運んだのだ。
共に 旅でもするかのように・・・
風への想い
なるほどです
そうはいっても
夏の風は草原の冷ややかな風がいいかな
夏のビル風は沸騰しているよう?
梅雨明け!
でもいまいちスカッとしない?
大きな砂山
しかも自分で作った砂山
簡単に風で崩れていく
でも干からびた地面に生えている雑草は
暑さも風も物ともせず生きていける
自分も暑さに負けずに
頑張らなくては!
人生もね
そう思ったわけです^^
それぞれの一生
砂山の一粒一粒も遠い昔は
強い風にもびくともしない岩だった
こすれ合い丸くなってさらさらと
人生の終わり方を見るような気がして
私もそのうち砂山の砂になるのかなって思った
梅雨明けおめでとう~いよいよ大好きな夏の到来ですね
おもいっきり楽しもう~(^^)/