「温泉ゆぽぽ」温泉リハビリ記
- カテゴリ:日記
- 2016/07/30 00:50:50
温泉は半透明の草緑色
天然の硫黄の香りがうっすらと香る芒しょう泉
湯口を固める大き目のタイルがオレンジ色に染まっている
どした?入らんで
今日はいつもより熱いわあ
だから足だけ入ってる
と、話しているのだろう
秋田弁が心地よい小浴場
湯の向こうは白い大輪のユリが咲き誇る広い庭
かたばみの白い花と白い砂利石が川の流れのようにきらめいている
(温泉効果)
わたしには大きな効果があるほど
合っている温泉でした
便通が一日数回と多くなりました
腸についた汚れが抜けるため便自体がうすい草緑色に
翌日には腸が病気になる前の安全な回復を見せ
便が小指よりも細くなりました
そのあと、通常の便に変わっていきました
これは腸への効果がでた証拠です
以前に、ラジウム泉で黒便や濃緑便がでた経験があります
特徴は、お腹が全く痛まないことと
腸についた汚れが落ちるとき腰が立たなくなり、歩けなくなることです
全身の皮膚が白っぽくなりました
4日かけて、じょじょにピンクの健康色になっていきました
手術の傷跡はふくらはぎ下から足首まで13センチ
ふくらはぎ側9センチぐらいは盛り上がっていました
この傷跡が一回温泉に入るごとに5ミリぐらいずつ肉が盛り上がっていき
傷跡の薄皮がピンク色になり
傷跡がやぶけそうという心配がなくなり
歩行にもいい影響を与えています
(アキレス腱手術後19日目 入浴講座)
建物の端っこにある女性用の大浴場へは長い廊下がある
松葉杖の一歩が狭い上に疲れてしまい
往復を考えると浴室の様子も見にいかれないほど遠い
小浴場へは10メートルほどだ
小浴場へと進む
小浴場ののれんをくぐると
10人入ってもゆったりな脱衣場
二人ほど先客が入っている
浴室へ入るドアの前で
松葉杖を置き
手術した左足のサポーターをはずす
不安なあまり
サポーターは濡れないように袋に入れて
持って入ることにした
サポーターを外した足では立ち上がるのも不安定だ
歩くことはできない
まして、滑りやすい温泉の床
腰掛に手拭いやサポーターを乗せて
押しながら進む
あわてない
あわてない
とにかく、全身の筋肉を運動させるつもりで
えっちらおっちら進む
カランまで七歩くらいだ
温泉に入る前は石鹸を使わずに
温泉水で汚れを洗い流すのをモットーにしているわたしも
今回は石鹸できれいに洗わないと
異様な匂いと汗臭さが漂う
車椅子を自分で操作するのは全身の筋肉運動になり
汗もいっぱいでる
髪の毛から始めて足の先まできれいに洗って
さっぱりと生き返る
さて、温泉へ
左足から入れてみる
お!これなら大丈夫
傷跡に沁みないし
熱さもほどよい
もっとぬるいと好みだがまずまずだ
先に入っていたお二人がサウナ室に消えたあと
浴槽の中で歩行訓練を始める
20歩で一回り
腰かけて足首体操 足指体操 アキレスけんのマッサージ
はああ、のぼせないうちに出よう
ふらふらしたら大変だ
浴槽から上がってみたら
腰はへたへた
中腰にすらなれない
困ったけど
そのまま、座り込んで、じわじわと移動
やっと扉にたどり着いた
ああ、よかった
サポーターをつけて
松葉杖を使うのはあきらめて
壁に寄りかかりながら
涼める椅子までじわじわと移動
ゆっくり座って、足指体操しながら
湯上がりが程よく冷めるのを待つ
からだがしゃっきりとしてきたのを見計らって
松葉杖をついて
居酒屋風 和風食堂「ばっきゃ(フキノトウの秋田語)」へ
さっき歩いた廊下を進む
ぐっと足が軽く進む
温泉効果だね
ーこうして4泊したのだが
じょじょに手術した左足が軽くなっていった
一日目、2回
二日目は3回
三日目は2回
四日目は1回
合計8回、
温泉のなかでの歩行訓練と足首足指体操と手術跡のマッサージ
をしました
三日目の朝には
手術跡が柔らかいままで
車椅子をはずし
松葉杖だけで歩いても左足ふくらはぎが固くならないほどになりました
(温泉から帰ってきた夜には固くなり始めているので、
毎日温泉に入ると柔らかくなることを実感しました)
四日目には松葉杖を使っているが
二・三歩は杖に頼らずに自力で歩む速度が早くなっていたので
ここでもう一度、自戒
あわてないあわてない
歩き始めたせいで
かかとはぴりぴり痛み始めましたが
こうして
帰りの新幹線はおみやげを買う元気がおきるほどになりました
術後の足の具合もよさそうで安心しました^^
私も癒されたいですー,。・:*:・゜’( ☻ ω ☻ )。・:*:・゜’