「はる ランラン」和崎ハルでございます
- カテゴリ:日記
- 2016/07/30 02:21:03
さて、あきた芸術村 わらび座公演
婦人参政権70周年記念公演
ミュージカル「はる ランラン」
主人公和崎ハルさんは実在した秋田の女性で初めて衆議院議員になった人です
「わんざきはるでございます」
という自己紹介で有名な婦選活動家ということは知っていたが
今回その自伝舞台を見た
軍人の夫をなくし
5人の子どもと姑をひとりで養い
美容院を開き、化粧品の飛び込み営業をしながら
女に参政権がなかった時代を
家父長制度の身分を越えて女性たちを援け
苦界に生きる女性に寄り添い、愛おしみ
公娼制度廃止活動を続け
「芸者学校」を開き
さまざまな性差別ゆえの性暴力と闘って初めての婦選選挙で立候補し
秋田で最高点の票をとり国会議員になった物語です
桜の舞台がきれいだった
桜の花が散る様子
青い照明のなかで濃いピンクに咲き誇る桜の大木の見事さ
秋田の遊郭で大火がでた様子は圧巻だった
売られてきた女性たちが逃げない造りになっている遊郭の建物
燃え落ちる建物から身を投げるいくつもの人影
ああ、なんてひどい
涙がでてきた
今だって変わらない女の状況
性を売り物にしなければ生きていけない女たちが多くなっている
働く場がせばめられ、結婚願望の女性が多くなり
恋愛依存症となった女性が自分で自分を貶めて行く
結婚を選択した人生によって傷つけられていく
「家族の絆」と言う呪縛で自らの心身を編みこんでいく女の現状
公娼制度がなくなったというセリフに思わず拍手してしまった
女が女を差別し、偏見によって貶めて行くなかで
ハルは女が女を援け奔走する
女の性を売り物にする男たち
女に教育など必要ないと妨害する人たち
そうしたハルの回りで自分を取り戻していく女性たちの姿が
ミュージカルでいきいきと謳い踊られていく
笑って、泣いて、拍手した
会場はほとんどが女性だったが
会場と舞台がいっしょになって笑った 泣いた
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- トシraud
- 2016/07/30 07:45
- そうなんですよねぇ婦人参政権、日本でも英国でも他の西側自由主義諸国でもたかだかこの100年なんですよねぇ。。。なのに名誉殺人とか横行するインド圏や間引きしてしまう中国圏、スンニー派の一部とくにワッハーブ派・・・
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