核の報告書 オーストラリアが多数決採択を要求
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- 2016/08/20 14:31:35
国連作業部会が19日採択した構想段階の核兵器禁止条約を巡る報告書は、条約制定に反対の立場を取るオーストラリアが多数決を要求し、賛成68、反対22、棄権13の賛成多数で採択された。日本は棄権した。
オーストラリアは韓国やポーランド、トルコなど14カ国を代表して採決を求めた。明確な理由は明らかでないが、19日の会合では報告書について「(部会での)実際の議論が反映されておらず、バランスに欠く」と非難した。
報告書は「核禁止のための法的措置」について、2017年の交渉入りを国連総会に勧告することに「幅広い支持」があったと明記、核兵器禁止条約制定に向けた大きな一歩となった。作業部会のタニ議長(タイ)は当初、参加国の総意による採択を目指していたが、オーストラリアが突然多数決を求めたことに各国代表からも驚きの声が上がった。スイスやノルウェーなども棄権に回った。(共同)
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