露、シリアの過激派組織拠点に巡航ミサイル発射
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- 2016/08/23 14:26:20
【モスクワ=花田吉雄】ロシア国防省は19日、地中海東部に展開中の黒海艦隊所属のミサイル艦2隻からシリアに向け、巡航ミサイル3発を発射したと発表した。
この攻撃で、シリア北部アレッポ県のイスラム過激派組織「レバント征服戦線」の拠点や武器庫などを破壊したという。ロシアが艦艇から巡航ミサイルを使って攻撃するのは今年に入って初めてとみられる。
アサド政権を支援するロシアは16日から3日連続でイラン西部ハマダンの空軍基地を使用して、爆撃機による空爆を強化している。
露国防省は、アサド政権と反政府勢力との戦闘が激化するアレッポで、国連の呼びかけに応じ、人道支援を行うため来週にも48時間の停戦に応じる意向を示している。巡航ミサイル攻撃を加えることで、停戦を前に戦況を有利にし、シリア和平で対立する米国主導の有志連合をけん制する狙いがありそうだ。
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160820-OYT1T50052.html
クラブ(Клуб)は、ロシアのノヴァトール設計局が開発した巡航ミサイルファミリーで、カリブル(Калибр)とも呼ばれる巡航ミサイルです。
艦船発射型はNATOコードネーム SS-N-27 sizzlerとも呼ばれています。
対艦型、対地型ともにあり、特に対艦型の物は、目標の20km手前から超音速をだして、船舶が持つ対空装備をくぐるように作られています。