インド、中国国境に超音速巡航ミサイルブラモス配備
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- 2016/08/26 15:53:00
2016年8月24日、中国・環球網によると、インド軍は、中国側の懸念を無視する形で、北東部の中国との国境地域に超音速巡航ミサイル「ブラモス」を配備する方針だ。
インド軍当局者は「われわれには自らが懸念する脅威と安全保障問題がある。われわれの領土上にどのような装備を配備しようとも、それはわれわれ自身の問題だ」と語った。
インド政府が今月初め、北東部の中国との国境地域へのブラモス配備を承認したことを受け、中国軍機関紙の解放軍報は20日、「正常な防衛上の必要性を超えるものであり、中国のチベットおよび雲南省に重大な脅威をもたらす」と強く批判していた。(翻訳・編集/柳川)
https://news.nifty.com/article/world/china/12181-148581/
PJ-10 ブラモス巡航ミサイルは、ロシアとインドによって共同開発されている超音速巡航ミサイルです。
ロシアの対艦ミサイル P-800 ヤーホント、NATOコードSS-N-26をベースに開発が始められ、飛行速度マッハ3で、陸海空・潜水艦のいずれからも発射できるよう開発されました。
固体燃料ブースターとラムジェットエンジンで構成され、コンピュータと誘導システムはインドによって設計、ロシアは推進システムを提供しています。
射程は300km、弾頭重量450㎏、インドでライセンス生産しているロシアの戦闘機、Su-30の様な戦闘機にも搭載して発射が可能なので、発射の予測が不可能で迎撃を困難としています。