Nicotto Town


シン・ドラマ汁


2016年4月期ドラマ総決算ほぼ完全版

今期、というか完全に前期ですけども、すっかり遅くなってしまいました。もうここ1ヶ月くらいは逃避していたような気がしますw 各位のレビューはとっくの昔に書いてたんですけど、あとがきが遅くなっちゃったんですよね。今期は早くできるといいなw


●6位
最後のレストラン
 NHK 火曜夜11時15分~
原作がある程度ネットで読めるので、そちらを読んでみたら、あれ、マンガの方は普通に面白いぞ。何を間違えてこうなったんだろう。きっとキャスティングだ。まず主人公が原作では20代後半なのに、田辺はもう40代だし、田辺独特のうさんくささが、ストーリーを邪魔していたような感じ。そして、小沢真珠やトリンドルはギリセーフとしても、武田鉄矢のナポレオンはアウトだろう。秀吉のイメージが強い竹中が織田信長というのも謎。あと、全体的に演出がイマイチだったかなー。典型的な、期待しすぎてハードル上がっちゃったタイプ。もうちょっと気を抜いて見るべきだったかも。


●5位
ゆとりですがなにか
 日テレ 日曜夜10時半~
クドカン脚本、そしてこのタイトルということで、もうちょっとおちゃらけた内容を期待していたのだが、そこここに笑えるところはあるものの、全体的にムードが暗く、2~3回目で見るのやめようかと思ったくらい。コメディというより、バリバリ社会派と言った方がいいような内容だった。もちろんクドカンはゆとり世代ではないので、よくよく取材した上でのこの内容だったと思うのだが、見ていてスッキリしない、むしろイライラが溜まる、しかも先が見たくならないのは、ドラマとしては致命的だったのではないかと。うーん、これもちょっと期待しすぎたかなー。


●4位
警視庁捜査一課9係
 テレビ朝日 水曜夜9時~
もういい加減結婚させてやれよ!と思ったのは、私だけではないはず。いのっちとか40だよ。最初は青年って呼ばれてたのに、最近は呼ばれませんよねw あさイチやるようになってからは、妙に貫禄もついちゃったし。ここまでもつれると、もうあの2人が結婚する時が、このドラマの終わりなんじゃないかと思えてくる。渡瀬なんかもう71ですぜ。若作りしているとはいえ、もうそろそろ限界なのでは。まぁでも、刑事物としては面白いので、この順位にいるわけだが。やっぱりキャストやスタッフの息が合っているから、ここまで長続きしてるんだろうなぁ。


●3位
警視庁捜査一課長
 テレビ朝日 木曜夜8時~
ミステリーというより、地道な捜査で明るみになる真実を元にまた地道な捜査を重ねていくという、こういうのが警察ドラマなんだというのを見せ付けられた感じがした。年寄り向けかと思いきや、ちょっと目を離すとストーリーがわからなくなりそうなジェットコースター的な展開で、見ていて飽きが来なかった。意外性を追求した挙句、真犯人が不自然なことになってしまったりするのは、まぁ東映刑事物ではよくあることw 今まで刑事を演じることが多かった内藤の貫禄もたっぷり。金田さんも相変わらずいい感じ。斉藤由貴が小娘に見えてしまうキャスティングw 博太郎コーナーの存在意義がわからなかったけれど、あれはなんなんでしょうね。内面から何か滲み出てますよね。
※ミステリー賞/主演男優賞


●2位
トットてれび
 NHK 土曜朝8時15分~
見るつもりはなかったけれど、つい見てしまってしかもこの順位。いや、そんなにとっても面白いとかそういうわけではなかったが、とにかくキャスティングが秀逸で、皆芸達者で、実話を元にしたドラマ、しかも知ってる芸能人たちの話だから、ついつい見たくなってしまう。満島の演技が特にすごく、黒柳が本当に入ってる感じだった。黒柳本人も出てたんだけどねw 他の役者たちも適材適所だったけど、皆ちょっとずつイケメンや美女になってるのはおかしかった。基本コメディなんだけど、仲がよかった人たちに先立たれるところはやはり涙してしまった。長生きすると、そういうことになっちゃうよね。
※ヒューマンドラマ賞/特別賞/主演女優賞/音楽賞


●1位
精霊の守り人
 NHK 土曜夜9時~
正直今期に入れていいものやらわからなかったけれど、一応第1部が終了したのが4月だし、最後まで見るとなるといつになるかわからないので、とりあえず第1部だけの評価をしておくことに。NHK肝煎りの作品だったが、視聴率はイマイチ奮わず。でも面白かった。まず映像が素晴らしかったし、アクションも見応えあったし、キャラクターも秀逸だった。ただ気になったのは、世界観が凝っているわりにストーリーが一本調子で、この世界観の中でもうちょっと複雑な人間関係を見たかったなと思った。原作が児童文学なのでこの程度で我慢するしかないのだろうか。第2部以降に期待。
※大賞/特別賞/主演女優賞/助演男優賞(吉川晃司)/助演女優賞(高島礼子)/音楽賞


というわけで、もう半年近く前に終わったドラマが1位となりました。正直前期はどれもイマイチで、これが1位!と胸を張って言える作品がないなぁと思っていたところ、精霊の守り人の存在を思い出して、何とかなりましたw
前期は朝ドラと大河を除けば99.9の1人勝ちで、平均10%以上が5作品というちょっと寂しいクールでした。99.9は、なんであんな視聴率がよかったんだか、まったくわかりません。久々に松潤が主演したからでしょうか。松潤てそんな数字持ってたかなぁ。ただ、数字的にはジャニヲタだけでなく、ある程度中高年が見ている感じはしますね。最近は中高年層が見ないと視聴率稼げませんからね。
低視聴率ドラマの中で、特筆すべきはラブソングでしょうか。福山主演という大きな鳴り物入りの月9だったのですが、初回から10.6と奮わず、福山をもってしても凋落してしまった月9ブランドを盛り上げることはできませんでした。ヒロインが無名の新人ミュージシャンでは、引きが弱かったのかもしれないですね。ガリレオだったらそこそこ取ってたかもしれません。
あと、あまりの低視聴率で打ち切りになったのではないかと思われるドラマもちらほら。テレビドラマを一切見ない人や、録画視聴、配信視聴が増えているからでしょうね。そろそろ視聴率だけでドラマの評価をするのはやめた方がいいと思うのですが、民放の場合CMを見てもらわないと意味がないので、それも厳しいんでしょうね。




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