20150902 三条の滝往復と尾瀬ヶ原散策
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2016/09/05 12:03:11
先のブログの続きです。
尾瀬ヶ原の見晴から奥只見の方に向かって、
歩いて約1時間半。
高低差で200m近く下っていくと、
高さ100mの三条の滝があります。
とはいえ、展望台がある場所までが、かなりの悪路。
その道を200m下って、
また登り返してくるわけですから、
結構つらい山道なのですが、
それでも見に行くのは、
やはりこの滝が豪快だから。
日光の華厳の滝を三倍太くして、
同じ高さを落ちていると説明すれば、
この滝の雄大さがわかるでしょう。
三条の滝の展望台は、
滝の落ち口とほぼ同じ高さの位置にあり、
滝の斜め横側から、
滝壺へ落ちていく大量の水を眺める感じになります。
前々日に台風が通過しているから、今日は水量も豊富。
華厳の滝と比べると、
展望台と滝との距離が近いため、
滝の力強さを実感できます。
山深い場所にあることに加え、
この水量とこの落差ですから、
ここで滝行なんて絶対無理。
そもそもこの展望台から滝壺に降りていく道がありません。
あったとしても、
更に100m降りないと滝壺に辿り着けないわけですから、
せっかく滝で清められたとしても、
登り返してきた頃には、また汗だくになっている…。
三条の滝へと向かう途中には、
平滑の滝という緩やかで優しい感じの滝も眺めることができます。
とはいえ、
平滑の滝の展望台は、
断崖絶壁の岩場の上にあり、
そこから樹林の間を覗き込むようにして、
滝を眺めることになります。
展望台の岩場には、
元々は安全のための手すりとして作られたのであろう、
鉄柱とそれを繋ぐ鎖があるのですが、
冬の豪雪のために全部折れ曲がっており、
(10年前に来た時と、そのまま同じ状態でした。)
やさしい滝の姿とは裏腹に、
安全面で背筋が寒くなる思いをする滝です。
滝の往復に約3時間。
12時過ぎに、
尾瀬ヶ原から三条の滝へと向かう入口にある尾瀬温泉無料休憩所に戻ってきて、
一休み。
その後は尾瀬ヶ原の散策へと向かいます。
今日は尾瀬ヶ原の東半分の散策。
温泉小屋から東電小屋へと向かい、
ヨッピ橋を渡って竜宮へ向かい、
そこから見晴へと戻ってくる約2時間のコース。
尾瀬ヶ原に入ると人影は格段に多くなります。
ゆっくりと歩いて、写真をたくさん撮って、
見晴のテント場に戻ってきたのが、15時前。
テントの中で着替えて、汗で濡れた服を洗濯。
洗濯と言っても、
先のブログでも触れたように
尾瀬では洗剤を使うことができないので、
(水質の富栄養化を防ぐため)
水で洗っただけ。
上着はテントの上に広げて、
下着はテントの中に吊して干します。
夕方までに乾くのは無理ですが、
取り込んでテントの中に干しておけば、
翌日も引き続き天気は良さそうですし、
日差しが差せば、テントの中はサウナ状態になるので、
翌日の行動から帰ってきた時に服が乾いているという算段。
そのためにも午前中には日が当たり、
午後、私が帰って来た時には、
日陰になって涼しく過ごせるようなところに
わざわざテントを張ったわけです。
この日の夕方は、近くの山小屋で外来入浴500円。
やはりシャンプーも石けんも使えませんが、
北アルプスの稜線上にあるテント場と比べれば、
外来入浴ができるだけ、
尾瀬は恵まれているというもの。
この日の夕食は、
電子レンジで作るカレーメシの中身を
ビニール袋に詰め替えて持ってきたので、
それに分量より多めの水を入れ、弱火にかけ、
鍋底に焦げ付かないようにスプーンで掻き回しながら温め、
沸騰して3分ぐらい経てば、
はい、カレーおじやの出来上がり。
食べ終わった後は、
スティックタイプになっているインド紅茶のチャイを飲む。
夕暮れ時に、また音楽を聴きながら尾瀬ヶ原を散歩。
夕焼けを期待していたのですが、
キレイに見えないのが残念。
まだ続く。