20150903夕刻 暮れなずむ尾瀬ヶ原の中で
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2016/09/06 09:50:29
9月3日の午後です。
さて、御池より今度は、
燧ヶ岳の裾野をぐるりと半分廻る、
燧裏林道を歩いて見晴に戻ります。
林道と言っても、
この道もやはり木道で、徒歩でしか通れません。
でも、この道は、
最初の内は次々と湿原が現れるので、
結構楽しい道です。
進行方向左側には常に大きな燧ヶ岳が聳えてますし…
ですが、後半になると、
樹林帯の中をひたすら歩くだけの道となり、
燧ヶ岳の裾野をめぐると言っても、
細かな上昇下降を繰り返していくので、
最後になると、かなり疲れる道です。
紅葉の時期や花の時期なら、
見応えのある場所らしいのですが、
今はその時期ではないので、なおのこと。
それに朝5時から歩き続けていますから、
いい加減、疲労もピークに達しています。
裏燧橋のたもとで一度、休憩。
そこからまた延々と歩いて、
昨日訪れた三条の滝に向かう分岐を通り過ぎて、
段吉新道というやはり燧ヶ岳の裾野をめぐる道を辿り、
昨日の休憩した尾瀬温泉無料休憩所に
ようやく到着したのは、15時少し前。
いや~、疲れた疲れた。
ここから先は広々とした尾瀬ヶ原を眺めながら歩いて行けるので、
のんびり歩いて、15時40分頃にテント場に戻りました。
いやはや、ごくろうさまでした。
テント内で乾かしていた服に着替えた後、夕食の準備。
疲れていても、何もかも自分一人でしなくてはいけない。
テント山行とは、そういうもの。
今日の夕食も、
スパムと玉葱のトマトピューレ煮込み、パスタ入り。
そして、粉末のトロピカル・ティーを水に溶かして飲む。
山小屋で明日の天気予報を確認すると、
檜枝岐村は、やはり曇りのち雨。
今回の尾瀬訪問は、
どうもここで打ち上げとした方が良さそう。
あと2日分、食糧が残っているけど、
台風が近づいてくるのに、
尾瀬に滞在していても良いことなんて何もない。
この日もまた、
夕暮れていく尾瀬ヶ原の真ん中に立ちながら、
お気に入りの音楽を聴いていました。
例えば、
高木正勝の「山咲み」
↓
https://www.youtube.com/watch?v=F3UsWNWR7Xo
マイケル・ナイマンの「RAFUTI」
↓
https://www.youtube.com/watch?v=oWYWSG0S3tM
私はこういう時間を過ごすために、
山に登っているのだと思うのです。
次でようやく最終回。