JAZZは死語か
- カテゴリ:日記
- 2016/09/08 20:58:44
ぼく自身、マイルス以降のジャズには興味が失せてしまい、パット・メセニーとかケニー・ホイラーのアルバムで最近のジャズシーンを知り得ている感じ。
レコード店もなくなり、ジャズの雑誌を見ても過去のアルバム紹介が中心。
もちろん、我が町のジャズライブをしていた店も、店長が亡くなってからはライブもなくなり、いよいよかな。
でも、スイングガールの影響か、何年か前に小学生の金管コンクールで、ジャズ演奏をやっており、その演奏の高い水準にびっくりしました。もちろん、スウィングの域を脱するものでもなく、アドリブも模倣でしかありませんが。
というところで、かきたくなったのはアマゾンの音楽関係の映像で、ほとんど90パーセント以上がアイドル系の映像で、やっとロック、ジャズはなしって感じ。
クラシックもそうだけど、ジャズを愛するひとって、少数派?でしょうね。
まぁ、それでも、マイルスやコルトレーンは不変だし、モンクにも文句言えないし、アイラーはエライヤッチャ(アルバート・エイラー)でドルフィーは吠えまくり、バードは空を飛ぶ。ハービー・ハンコックはスイカをうってもうけて、バドは夢を語る。ロリンズは恋の味を忘れるほど悩み抜いて、ブルージーなケリーはさわやかに。リーは、ブラウニーの思い出が最高傑作。ケルンのキースは奇跡。そして、マイルスのデュークへのレクイエムが、静かに幕を引くのかな。
アンプとCDプレイヤーはオンキョーの普及品ですよ(笑)。
近年のデジタル・アンプは非常に進歩しているみたいで、
固有の味わいを求めないかぎり観賞に耐えるものだと思います。
アンプ、プレイヤー、それぞれ新品が2~3万円くらいで買えました。
さらっとした癖のない音質です。
スピーカーはもう20年以上になると思いますけど、
セレッションの「5」をずっと使っています。
低域は薄いですけど、
高域の伸びが良くて室内楽やヴォーカルが綺麗ですね。
もともと中古で、当時3万円くらいだったと記憶しています。
引越しのときにぶつけて傷をつけてしまったり、
片側にビビリが出るようになって修理を頼んだりしながら、
長いことお世話になってきました。
セレッションのスピーカーには愛着があって、
予備として「3」を持っています。
涼しくなったら繋ぎ替えてみようかな。
以前はサンスイのアンプを使っていたのですけど、
壊れて音が出なくなってしまいました。
処分したことが惜しまれます。
真空管の音には、
デジタルでは絶対に出せない温もりがありますよね。
わたしにとっては憧れです。
現実の生活のなかでの出会いは狭く限定されたもので、
趣味や価値観の一致するひとには、なかなか出会えませんよね。
インターネットに、わたしは世界を変えてもらえたようなところがあります。
rihitoさんに素敵なステレオとのご縁がありますように。
いまの装置がモーツァルトの室内楽を想定しての装置、ここは堅持したいですね。
それにしても、若い頃に聞いた真空管アンプで聞いたマイルスのパンゲアは音に膨らみがあったように思うけど、あれは本物なんでしょうね。安物の装置でしたが。
素敵な本で宝物のひとつです(*^-^*)。
アルバムは"Gone again"しか聴いてないんだけど!
イエスの『危機』名盤中の名盤ですよね。
わたしもときどき聴きたくなります。
パット・メセニー、最近になってECMのトリオ作を聴きました。
彼のアルバムだと、チャーリー・ヘイデンとのデュオ作が大好きです。
ジャズは年に1、2度ライヴを観る機会に恵まれてますけど、
ロックはチケットが高くなってしまって縁がなくなりました。
キング・クリムゾンなんか15,000円!
とても手が出ません。
息子さん、渋谷でレコード売ってらっしゃるのですか!
音楽親子ですね。
どこのお店なんだろう。
バンド続けてくださるといいですね。
rihitoさんにも演奏の機会がめぐってきますように。
ぼく的にはほとんどロックを聴いていませんが、パティ・スミスはよくわからないまま、よく聞いていました。イエスの危機はアルバムが気に入っていまでも、この曲は大切に聴いております。最近は、パット・メセニーばかり聞いています。しばらくライブに行ってませんし、うちのバンドもサボりまくりであります。がつんと決めたいところですが、うちの町のライブハウスももうやっていないのでしょう。
息子がバンドをやめたのかな、それでも、渋谷で音楽やっていてくれればうれしいところですが。
渋谷でレコード売っているようなので見かけたらお話してみてください。
良くも悪くも。
村上春樹がロリンズについて触れたエッセイのなかで
「60年代にはジャズは街でいちばんかっこいい音楽だった」
っていうくだりがありました。
いまは、そうじゃないってことだもんなー。
ロックも、ジャズと似たような受容のされかたになってきているように感じられます。
時代とアクチュアルに関わっていたのは、
せいぜいニルヴァーナくらいまでだったような。
いわゆる「旬」の表現には他に求め難い魅力があります。
ただ、そこに拘りすぎると視野狭窄に陥るのも事実なようです。
90年代なかばくらいまで、
ロックをめぐる言説には「同時代性こそ肝要」的なものが多々みられました。
100%誤りだとは思いませんけど、
音楽の良さってそれだけじゃないよね?
と違和感を禁じえなかったのを憶えています。
良くも悪くも、名盤が古典になっていくのは避けようがないことです。
ジャズは死んだのかって問われれば、
ある意味では死んだのかもしれないけど、
完全に死に絶えたわけでもないって答えるでしょう、わたしは。
モンクとかバド、あるいはエヴァンスが遺してくれた音楽は、
わたしが生きていくうえで欠かせない必需品ですよ。
マイルスだとデュークへのレクイエムがいちばん好きです。