中秋の名月
- カテゴリ:グルメ
- 2016/09/15 23:14:52
今日は、中秋の名月。
お月見ですね。
大阪は、雲ががった空なので朧月のようなぼんやりした姿ですが
なんとか満月は見ることができました。
昔のように、縁側で庭さきから空を眺めて、って
訳にはいきませんが、ベランダから、ちっぽけな空に浮かぶ
それでも神々しいその天体を見るのは好きです。
赤い月やスーパームーンの時も空を見上げました。
家が立ち並び、電線越しのお月見ですが、それでも
やっぱり、空を見上げようと思います。
月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月
日本人は月が好きですよね。
平安の天才歌人藤原定家も月が好きですね。
みなさんお馴染みの「百人一首」にも月の歌があります。
ただ、素晴らしい月の歌をチョイスしたのではなく、
いろんな月の姿をチョイスしてるんだそうです。
月が出てから傾くまで、アニメーションのように時間軸を追って
歌でいろんな月が味わえます。
この百人一首も絵織物だという説があって面白いのです。
百種の歌はパズルのピースになっていて、全体で一つの絵のようになる。
似たような語句が多いのでカルタ取りは面白いのですが、
それはもともとパズルのピースで語句と語句が隣り合わせの歌と
合わさる、ピースの凹凸の役目をしているのだというのです。
そういう視点から見ると、定家のチョイスのナゾも解ける気がします。
それは残念でしたね。
月は、やっぱり魅力ありますよね。
神秘的というか。
満ち欠けがあるし、暗い夜空に冴え渡る月。
太陰暦は月の満ち欠けでカレンダーを作ってたし、
闇夜と月夜の違いは大きかったでしょう。
今も月の満ち欠けで人の心や体にも影響がありますからね。
月と桜は百人一首でも2トップです。(^-^)v
それにしても、満月であろうが三日月であろうが、
月が出ているとじっと見上げてしまうのは何故なんでしょう?
やはり日本人にとって、「月」と「桜」に対しては絶対的な何かがあるんでしょうね。