米軍のステルス駆逐艦、初の本格航行
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- 2016/09/16 03:32:43
(CNN) 米海軍は11日までに、敵レーダー網を回避出来るステルス機能を持つ最新鋭の駆逐艦「ズムウォルト」が正式就役へ向けた初の本格的な海洋航行を開始したと発表した。
初の海洋航行では米メーン州バスから母港となるカリフォルニア州サンディエゴへ向かった。この後、メリーランド州ボルティモアで今年10月15日に催される正式就役の式典に参加する。
全長610フィート(約186メートル)のズムウォルトの建造費は約30億ドル(約3090億円)。レーダー探知をくぐり抜けるため船体は角張った形状になっている。
搭載兵器は、最長で63マイル(約101キロ)離れた標的に届く砲撃システムなどを含む。
また、運航システムは自動化されているため、通常型の駆逐艦と比べ乗員数は少なくなっている。
http://www.cnn.co.jp/usa/35088889.html
ズムウォルト級ミサイル駆逐艦は、アメリカ海軍が取得を進めている新型ミサイル駆逐艦です。
高度なステルス性などの先進的な設計と強力な対地射撃能力を備えており、当初は30隻以上の大量建造が計画されていましたが、コスト増などのためにナン・マッカーディー制度によってアメリカ合衆国議会にその旨を報告され、3隻しか作られないことになってしまいました。
1990年代中ごろからSC-21計画として開発がすすめられていた、ステルスミサイル駆逐艦がありましたが、任務の多様化のため計画が中断され、新たなステルス艦の計画として2001年から研究開発がすすめられました。
実戦配備後は、佐世保での運用も予定されています。