Nicotto Town



コンニャク物語

晩ご飯の時

おかずはコンニャクでした

このコンニャク、虫がついてる。
さっき飛んでたやつかなぁ、
この辺よけて食べようかなぁ。
油揚げのほうが味がしみて美味しいしなぁ。
味噌汁が冷めちゃうしなぁ。
そんなときにいとこよ、なぜそのコンニャクを食べようとしている。
よりによってなんでそのコンニャクなんだ
そっちからは見えないが、ほれここに小っちゃい虫が…
おいおいおい、気づけ気づけ。
見えてるだろ小っちゃくても見えるだろうがよ。
そんなにつかむのに苦労してるなら油揚げ食えばいいじゃない。
そんなつるっつるすべらして、
油揚げならそんなこともないのになぁ。
箸で刺すのはマナー違反じゃねのか!?
そこまでしてそのコンニャクを食おうというのなら、無理に止めはしない。
たとえそれに虫がついていようと、
それがお前の選択(多分虫には気づいてないけど)ならな・・・

そんなこんなでいとこは、
虫とともにコンニャクを食い尽くして帰って行った。




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