投げられたブーケ
- カテゴリ:小説/詩
- 2016/10/18 13:39:45
風に舞うカーテン
あなたと一緒にわらったわね
之が私のウエディングドレス
「指輪もあげられなくてごめんね」
ううん そんなこといいの
あなたがいればそれでいい
花嫁の投げるブーケを受けたものは
結婚に結ばれるという
小さな花場を持って
後ろに高く高く放り投げると
あなたは笑顔で受け止めた
「ごめんね」とあなたはいう
そんな事はないのに
あなたはいつもいつも繰りささり返す
私はそんな欲深じゃないわ
二人の時間がいとおしい
あなたはよく話していた
今度配属された新人の彼女
「僕が守ってあげないと」
何故そんな事を言うの
私の心に矢が突き刺さる
それからあなたは
彼女とよく出かけるようになった
私との約束も稀になり
指輪をそっと外してみた
とても嬉しかったのに
同じような境遇で
同じ職場で
同じものを見て
同じ時間を過ごして
私はどうしたらいいのだろうか
約束の日が来た
そっと手のひらに載せた指輪
「返すわ」
困った顔をするあなた
「ごめんね」しか言えない癖に
空に投げたブーケの
意味がこれだったら
投げるんじゃなかった
まだ繋がっていたかったのに
ブーケの言い伝えは嘘ね
単に会社での勤務中で暇なだけなんですが…
PCでは無いので、ステキ&水やりが出来ませんので自宅にかえつたら行ないますね!
これは別れて正解の例ですね^^