堕天使ラーメンは赤かった
- カテゴリ:自作小説
- 2016/10/21 23:49:20
ふっふっふっ。
吾輩はダンダリオン。
吾輩の料理が食べられるとは、貴様ら幸せなのだぞ。
何しろ死ぬほど旨いのだからな。
(トトトトトトトトトトトトトタタタタタタタタタタタタタッ)
どうだ、吾輩の庖丁捌きは。
何をしているかって。
貴様らの体にとても良いものを刻んでいるのだ。
これをたっぷりとスープに仕込んでやろう。
さすればスープは目もさめるような緋色となるのだ。
そうとも、緋色は美しい。
いずれはこの色をまとった女が角を十も持とうかという獣にうちまたがる日がくるぞ。
貴様らには少し先に、その緋色を味あわせてくれる。
感謝するが良い。
そして吾輩を崇めるのだぁっ。
ダンダリオン、ダンダリオン、だんだんおん、だんだんめん、担々麺……。
これくらい訛れば何のことやらわかるまい。
さあ出来上がったぞ。
これが吾輩の堕天使ラーメン。担々麺だ。
味わって食べるがいい。
ほう、ほう。
(にまにま)。
悶絶するほど美味しいか。
そうかそうか。
ならばほれ、この瓶から少し緋色のものを足して進ぜよう。
遠慮などしなくてもいいぞ。
吾輩の好意だ。
吾輩がこんな気分になるのは滅多にないのだぞ。
ん?
なんと、倒れてしまったか。
それほど旨かったのか?
なに?
死んでいる?
俗に死ぬほど旨いというが、吾輩にして、実際に目にしたのは初めてだ。
だが、吾輩の料理だから、死んでしまっても不思議はないな。
それほど旨いということなのだ。
ふははははははっ。
……と。
失礼、失礼。
大丈夫だよ。
この幸せな御仁はちゃんと弔ってやろうほどに。
墓石は毎日かかさず、緋色のもので洗ってやろう。
これほどたっぷりと味わってくれたのだからな。
ありがとうございます。
実はこれ、小説仲間でニコタしている人とツイッターで話していて、
そこから着想を得たんです。
そういえばこの時の黒ガチャ、ダンダリオンだけが取れませんでしたーw
上手ですね。
それに比べて、私のは・・・拙いです。。。_| ̄|○
ありがとうございます!
twitter上でのやりとりでしたが、
記憶に新しいうちにSSにしました~。
うまいことまとまりましたね。
我が輩の包丁捌きの上手さとテンポの良さ!
楽しく読ませていただきましたよ〜〜
ありがとうございます!
ニコみせしている人でないと面白くない、ある意味内輪ウケなのですが、
楽しんでいただけて良かった。
大変嬉しいです。
すごい!!!
ちゃんとした短編小説ですよね、これ!!!
ニコタの人にしか、というかニコ店やっている人にしか通じないのが残念です!!
スゴイです、翔さん!!!!!
私も並んでまで食べるのは……と思ってしまいます。
蒙古担々麺は噂でしか知りません!
一度食べてみたいですが……辛い物好きなのでw
でも混んでいると二の足を踏んでしまいますね。
実を言いますと、これはtwitterの会話から構成したものでして、
栄えある犠牲者は、なろうで大々的に小説を書かれている某さんです。
勿論ニコッとにもいらっしゃるんで、
名前は伏せております!
妖精パウダー!
噂には聞いていましたが持ってないです。
面白そうですねw
脇からミニダンタリオンが
ふっふっふりふりふっふっふりふり……w
きっと悶絶するほど美味しいんですよ……きっと……たぶん……
辛いものが好きな人ならばw
今回の黒ガチャ連動イベントの要であるらしきダンタリオンさんが吾輩でありますw
緋色のもの、ハバネロなんですが、清書に出てくる緋色の女をかけています~。
味の濃い担々麺なら砒素毒ではなく、シアン化合物毒で即効性を狙うのも吉かと♡
死ぬのがなかなか珍しいとなると、致死率の低さから低容量での使用の疑念が…
でも、墓石に毎日シアンを塗り込まれるのは嫌すぎ…亡くなったのは御仁、男性ですかね?
昨日ニコ店訪問した時にたまたまメガのラーメンが一番奥にあって、私がたまたま妖精パウダーを身にまとっていたので、一瞬
「ついに料理がギミックになった!」
とびっくりしました…もし妖精パウダーお持ちなら一度お試しを~♪
自分が創っているものが
どういうものか…
解っていないのでしょうかvv
それとも
本当に
悶絶死するほど
おいしいのか…vv
「吾輩」はデーモン〇〇氏かな
それにしても「緋色のもの」とは
砒素だろうか、金属系のものか
凶器の毒物を想像しています