Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌620号

   節約の意義を考える。
 物が溢れているから節約の意識が薄れてきている。「もったいない。」という気持と節約意識とは、どこでどう違いがあるのかと考えたりする。簡単に使えるものを捨てるな、という声がある一方で、身の回りの整理をしないといけないという世相もある。ゴミ屋敷は異常現象だが、確かに身の回りで山積みされている不用品があることは事実である。読まなくなった本、着なくなった衣類、遣わなくなった行事の品々などは処分した方がいいこと間違いなしである。

 先祖の墓をどうするか。古くなった木造家屋。こうした図体の大きなものは本当に処置に困る。このまま放置して置いたらいいのか。ほったらかしにしておいては何の解決にもならない。では、どう処理すればいいのか。一体、何時まで生きるつもりなのか。倒れてからでは遅いので、元気なうちに処理できるものは解決しておきたいという気持も理解できないでことはない。目の前の物を片付ける。パソコンの置かれている机の廻りには本棚がぐるっと取り巻いている。

 新聞や雑誌の切り抜きを入れた大型封筒や段ボールが並んでいる。投稿している随筆雑誌の余分なバックナンバーが平積みされている。これらの物は整理していないから埃もつもっている。博物館や現地説明会で受け取った古代史関係の資料も相当にある。また、小説の創作材料にしようとしたスクラップ帖や中途で放棄した原稿もある。母親から習っていた習字の手本は紙袋に入ったままである。正直、どこから手を付ければいいのか、考え出すと・・・決断が・・・要するに捨てればいいのだろうが、踏ん切りがつかない。考えるだけ無駄か。現世にこだわっている。




月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.