サキ短篇集
- カテゴリ:お笑い
- 2016/11/29 22:03:00
さてお笑いがテーマですが、
最近印象に残ってる本はアメリカの短篇作家サキの作品ですね。
アメリカはポー、ビアースと世界に影響を与えた短篇王国なのですが
その中で人間心理に切り込んだ、ブラックユーモアの名手がサキですね。
名前は女性のようですが、男性で
由来はオマル・ハイヤームの有名なイスラム詩『ルバイヤート』からのPNです。
有名な作品を紹介すると、
『二十日鼠』・・・・前日、ハツカネズミに悩まされた潔癖男が、電車で女性と同席し起こる騒動。
『宵闇』・・・・夕方に公園で、お金を借りたいと男が話しかけてきた、その理由は・・・・
『開かれた窓』・・・・秋の寒空に開きっぱなしの大きな窓、客の男が屋敷の令嬢に理由を尋ねると・・・・
と、シンプルな筋書きで、尚且つ後世の作家さんが何度もパクッてるので(w)、非常に読み易い作家さんだと思いますね。
普段本をあまり読まない方でも、「ああ、あの話(ネタ)はここがベースなのか」と懐かしい感じで読める作家かもしれません~
楽しまれてるようで良かった~
時間が空いた時や、美味しいコーヒーを淹れた時、
あとは文庫だったら持ち歩いて喫茶店とかでも、ちょっと開くと楽しい本ですね~
近くの図書館でも本屋さんでも見つからず、アマゾンでw
昭和33年発行。。60年も前に書かれたのですねー!びっくり(☉∀☉)
でも、ほんとにわたしでも読みやすくて良かったです~~
まだ、最初のお話しの「二十日鼠」を読んだところですが、
最後の最後の一行分で「あっ!!!」っと言わせるこの感じw大好物です~~(*´艸`)
もう~~この先読んでいくのが楽しみで楽しみで❤
あと20話、楽しみながら少しずつ読んで行こうかな~~って思ってますー
サキはとってもスタンダードなどんでん返しなので、
短篇小説の初心者やショートショートの入門に丁度ですね。
ここから星新一や他の短編作家を探すのもいいですね~
ブラックユーモア大好き( ̄▽ ̄)
読み易いってとこにも惹かれちゃう〜〜w
今日はお休みだから、さっそくメモして図書館行って来ようっと(^ー^)ノありがとうー