「ど」?
- カテゴリ:日記
- 2016/12/03 10:26:41
「どアホ」はあっても、「どバカ」は無い。
「ど田舎」はあっても、「ど都会」は無い。
「ど真ん中」はあっても、「ど中心」は無い。
「ど派手」はあっても、「ど地味」は無い。
「どでかい」はあっても、「ど小さい」は無い。
ちなみに「度肝を抜く」の「度」も同じ仲間の言葉みたいです。
知らずに使ってました。
ところで、言葉のあたまに付く「ど」
強調の意味で使っている、というのはすぐ分かります。
が、この「ど」とは一体、何者?
「ど」を付ける言葉には何か一定のルールがあるのか?
・・・という疑問を突然、持ってしまいました。(笑)
最初は軽蔑の意味を持つ言葉に「ど」が付くのか?と思いましたが、「ど派手」「ど真ん中」に軽蔑の意味は無いですね。
名詞だけに付くのかとも考えましたが、「どでかい」「どぎつい」という例もあります。
似た感じの言葉で「超弩級」の「弩」というのがありますが、ネットで調べたところによると、1906年にイギリスが建造した戦艦"ドレッドノート"の「ド」(弩)だそうです。
当時としては巨大な戦艦だったため、特にサイズが大きいという意味で「弩級」、それを超えるものが「超弩級」と呼ばれるようになったとか。
(http://gogen-allguide.com/ti/choudokyuu.html)
が、「どアホ」とかは、1906年以前も使われていたので、最初に挙げた「ど」とは由来が異なります。
古くからの「ど」には、
大阪発祥の、悪い意味を表すのだと言う「ど」
浄瑠璃などで使われた罵倒語から変化したと言う「ど」
度量衡の「度」から来た「ど」
と諸説あり、「よく分からない」が結論のようです。
(http://d.hatena.ne.jp/nobita720/20110702より)
なんだかスッキリしない結果に・・・。
が、考えようによっては、こんな結果の方が面白いかもしれません。
だからこそ、想像でああだ、こうだ言えるのが面白いのかもしれないです。
ど真ん中には当てはまらないですよね・・・
思考がド壷にはまりそうなので、止めておきます^^;
語感からの想像でしかないですが、魚を扱う市場の人達、あるいはスピードが重視されるモノを扱う人達が使っていた言葉から出てきたような気がします。
ど根性、ど素人、ど派手、ど下手・・、
なんとなく品が悪そう~(苦)。 わからない~~。
笑
だから「バカ」は、意味を弱めるために「お」をつけた「おバカ」という表現があり、「アホ」は強調するために「ど」を付ける表現があるのでしょう。
単に語感がいい、とか言いやすい(あるいは言いにくい)という理由だけかもしれないですが。