Nicotto Town


シン・ドラマ汁


2016年10月期ドラマ総決算

やっと今期のドラマが全部終わりました。いや、実はまだ終わってないのがあるのですが、それは各順位を見てみてください。
今回は外部ブログとほぼ同時に公開します。総評が入らなかったので、コメント欄に書いておきます。


●9位
夏目漱石の妻
 NHK 土曜夜9時~
悪妻と言われる漱石の妻を主人公としたドラマだったが、やはり当時と現代の夫婦観の違いから、シンクロできる部分が少なかった。お話としては面白かったのだけれど、妻側の立場から描かれているせいか、むしろ漱石のダメっぷりが目立ち、彼の気持ちをトレースすることもできなかった。今年は漱石没後100周年ということで、他にも漱石を扱った番組が多かったけれど、晩年に京都の芸者に入れあげたとかいうドラマもあったりして、なんだかなぁと思う。長谷川と尾野の演技は素晴らしかった。

●8位
コピーフェイス
 NHK 金曜夜10時~
展望を書いた時には存在を知らなかったが、予告を見て何となく見る気になったドラマ。1回目を見てもういいかなと思ったが、毎週予約をしてしまったようで、お昼ご飯の時に他に見る物がなくて、2日かけて1話見ていた。医療ミスの隠蔽を暴こうとする女性記者と、その病院の理事長とのラブストーリーの部分がよかった。美人でスタイル抜群の女性に勝手に整形されてしまった主人公の気持ちはいかばかりかと思うが、私ならペンダント交換してても、スタイルの部分で絶対に間違われない自信があるw


●7位
子連れ信兵衛2
 NHK-BSプレミアム 金曜夜8時~
よく言えば安定感のある、悪く言えばワンパターンの、江戸時代が舞台だけど昭和の風味がする時代劇。今回は新兵衛にいきなり求婚する女性が現れ、その女性に折笠が惚れたりと、恋愛模様が面白かったけれど、結局元の鞘に収まるという王道の終わり方で、続編の兆しを感じさせた。このドラマのどこがいいって、鶴坊の可愛さと、それを見守る新兵衛を初めとする長屋の連中の表情がとてもいいので、ストーリーは二の次。正直ストーリーはワンパターンなのでさほど面白くはない。でも何故か楽しみに見ちゃう。そんなドラマ。


●6位
スニッファー 嗅覚捜査官
 NHK 土曜夜10時~
ウクライナのドラマをリメイクという鳴り物入りで、阿部と香川という人気俳優が出演ということで、大層期待したのだけれど、逆にそれでハードルが上がってしまったのか、期待したほどでもなかった。面白くないことはないのだけれど、せっかく個性派俳優を起用しているのだから、もっと個性を前面に出すような演出にした方がよかったように思う。一応バディ物なのだから、主人公とその相棒の信頼関係を築くシーンがもっと欲しいかった。NHKなのだから45分という枠に縛られず1時間枠にすればよかったのに。
※音楽賞


●5位
Doctor-X ~外科医・大門未知子~
 テレビ朝日 木曜夜9時
前作までをほとんど見ていなかったので見る気はなかったし、2~3回までは見てなかったのだけど、ちょうど台所の後片付けをしながらついテレビをつけたくなっちゃう時にやってるのよね! なので退屈な後片付けのBGM代わりに見ていたのだけど、そのくらいのスタンスで見るのがちょうどいいドラマだわw 本職に言わせるとありえない世界観らしいけど、もう特撮ヒーロー物だと割り切って見た方がいい。芸達者な役者たちによる応酬を楽しみ、失敗しない主人公の活躍に溜飲を下げるのが、このドラマの正しい見方だと思う。
※主演女優賞


●4位
石川五右衛門
 テレ東 金曜夜7時58分~
演出や殺陣などイマイチの部分もあったし、中盤までは普通の時代劇のようなサブストーリーばかりで少し飽きが来そうになったけれど、終盤の盛り上がりがすごく、史実はガン無視だったがストーリーの完成度も高くて、見応えがあった。海老蔵は五右衛門がとてもよく似合っていて、時には見とれてしまうほど。茶々は少し薹が立っていたもの、他のキャスティングは概ねよかった。なかなか佳作の時代劇だったと思うのだが、元々の時代劇好きにはウケづらいし、若い人はそもそも時代劇を避けるから、視聴者層が限られていたと思われるのは少し残念。
※時代劇・歴史ドラマ賞/主演男優賞/音楽賞


●3位
IQ246~華麗なる事件簿~
 TBS 日曜夜9時~
本格ミステリーとの触れ込みだったが、蓋を開けてみるととんだネタドラマだったw 最初違和感があった織田さんのキャラを含め、キャラクターはわりとよかったと思う。特にディーンはまたファンを増やしたのではないだろうか。ただ、肝心のミステリー部分がどこかで見たようなトリックの焼き直しばかりで、本格を謳いながら証拠を後出ししたり、もはやミステリーと言えるのかどうかもわからない出来。ただ、粗探しをしながら見るのは、クセになるね。ネタドラマにツッこんだら負けなのだけど。
※ネタドラマ賞/助演男優賞(ディーン・フジオカ)


●2位
勇者ヨシヒコと導かれし七人
 テレ東 金曜夜12時12分~
キー局では放映終了したが、ここ広島では4週遅れなので、敢えて9回分までの評価でエントリーすることに。そのせいか、不消化感がすごいw コメディパロディ部分が大きいとはいえ、最後まで見てないことが、やはり不利に働いたか。まぁでもコメディドラマとしては、ここ数年これ以上面白いコメディって見たことがないくらい、抜群に面白かった。ここまで突き抜けたドラマも珍しい。深夜帯という、スタッフ的に気を抜ける時間帯の放映というのもよかったのだと思う。これはまたぜひ続編を作っていただきたい。キャストも年を重ねてきたことだし、なるべく早めに頼むw って最終回で完結してたらやだなぁ。
※コメディー賞/深夜賞/特別賞/主演男優賞/助演男優賞(ムロツヨシ)/助演女優賞(木南晴夏)


●1位
真田丸
 NHK 日曜夜8時~
最高に面白かった。これぞ王道というのではなく、これからの指標を示すような大河だったと思う。今年は時代考証を考えず気軽に見たのだけれど、それでも史実ちゃんと押さえてる感はあったし、何よりキャラの個性がそれぞれ見事に立っていたし、ストーリーも史実以外の自由に出来る部分で、ああ、そうだったのか!と思わせる緻密な伏線が引かれていたりして、さすが三谷と思わせる出来。地上波だけ見ると視聴率はいつもの感じだったけど、先行放映したBSで5%という、BSでは驚異的な視聴率を誇り、評判もよく話題も豊富で、キャストやスタッフのモチベも高かったのではないだろうか。
※時代劇・歴史ドラマ賞/特別賞/主演男優賞/助演男優賞(草刈正雄・大泉洋)/助演女優賞(長澤まさみ)/脚本賞/音楽賞

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2016/12/27 17:04
本文で山田と名字ばかり連呼していたので、気づかなかったのでしょうか…
私は山田がまだ10代の頃からテレビで見かけており、
朝ドラのちゅらさんで主人公の弟役を演じるなど、コメディ的なところも知ってました。
あの頃はまだ女の子みたいに可愛かったですよ。信じられないですねwww
山田とドラクエは結構縁があって、ヨシヒコもそうですが、
ドラゴンクエストヒーローズでキャラの声も演じています。
ヨシヒコが低予算でキャスト全員がほぼ友情出演みたいな状況だったと思うのですが、
それでも山田が主役を引き受けたのは、やはりドラクエ好きってのがあったと予想しております。
NHKの番組は既に録画予約済みですw
2ヶ月くらい前から情報流れてましたよ~
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2016/12/27 12:57
ブログ廻りのお昼時間、こにゃにゃちわ(^^♪

ぞぬこさんはきっとえ!っと思われるでしょうが
ヨシヒコがウシジマくんの山田だったってこと遅ればせながら昨日気付きましたw
ムウやら凶悪やらウシジマくんやらで、まったくコメディのイメージなかったんで
違う山田やろ~ってズーーーと思い込んでおりましたあ

思い込みって言うのは、一歩間違えれば事故のもとやな~って改めて実感した所存です(笑)

そいえは1位真田丸NHK+山田でおもいだしたんやけど
近々NHKでドラクエ30周年をテーマにしたドキュメンタリー番組放送するやろ~

それに山田が出演するそうなんやけど、
めっちゃ幸せそうに登場してるって噂やwww
ほんまドラクエ好きなんやな~ウシジマくんw
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2016/12/27 01:31
今回は見たドラマの数も多かったが、良作も多く順位付けに苦労しました。特に2位のヨシヒコは、もし最終回までちゃんと見ていたら、真田丸とどちらを1位にしようか、相当迷ったはずです。どちらもコメディ的な要素はあるものの、それ以外の部分はまったく逆ベクトルのドラマで、そもそも同じ土俵で評価していいものかどうかを悩むほどですね。他のドラマは、録画してあった場合、どれを先に見るかで大体判断していますが、恐らく真田丸とヨシヒコがあったら、ヨシヒコを先に見ちゃうw でも、例えば4コマ漫画と小説があったとして、気軽に読めるのは4コマだけど、小説はじっくり落ち着いて読みたい、そういうところってありますよね。その感じなのです。
さて、全体的に見てみると、今期トップはやはり、10%台に落ちたのは1度だけのドクターXではあったのですが、逃げ恥の追い上げが凄かった! 初回こそ10.2%の平凡な数字だったのに、中盤からの伸びがすごく、最終回は20%超えを飾りましたね。しかし、評判を聞いても、ガッキー可愛いとか、ダンスが面白いとか、つまりはノリばかりでウケている様子で、私自身ガッキーが2大苦手女優の1人であるので、まったく見る気は起きませんでした。ちなみにもう1人は榮倉奈々です。まぁあれですよね、マルモの掟方式ですよねw まぁでも、こんなドラマが出てくると、いきなりドラマ業界は活気付きます。今期はドクターX、逃げ恥、そして以前よりは落ちたものの相棒もまだまだ他と比べると悪くないですし、最終回に向けて駆け抜けた真田丸など、7月期までの低調さと比べるとかなり盛り上がったのではないでしょうか。



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