Nicotto Town


シン・ドラマ汁


2016年独断と偏見によるドラマ大賞 第7回

今年で独偏賞は7年目を迎えます。昨年の秋から、しばらくの間ドラマの感想をお休みするつもりが、ついつい1年余りも休んでしまい、すっかり感想を書く癖がなくなってしまっていたのですが、諸事情で今年の10月期のドラマより、感想を再開することができました。いつまで感想を続けられるかは何とも言えませんが、可能な限り続けていきたいと思っています。
独偏賞の方は、もし感想が書けなくなっても続けて行きたいと考えてます。最低でも10年は続けて行きたいですねw では発表です。


■ミステリードラマ賞
警視庁捜査一課長
 (4月期)
ミステリーというより、カリスマ的な課長の下、一丸となって捜査にあたる刑事たちの努力を描いた群像劇が、逆に新鮮でした。


■コメディー賞
勇者ヨシヒコと導かれし七人
(10月期)
とにかく笑えます。なかなかここまでコメディとパロディに徹したドラマも今時珍しいです。


■恋愛ドラマ賞
※該当作品なし


■ヒューマンドラマ賞
あさが来た
 (朝ドラ)
女性蔑視が激しい時代に、家族に支えられながら大活躍した女性を生き生きと描きました。


■ホームドラマ賞
※該当作品なし


■時代劇・歴史ドラマ賞
真田丸
 (大河D)
他作品もなかなかよかったのですが、今年はどうしてもこれになっちゃいますね。


■深夜賞
勇者ヨシヒコと導かれし七人
(10月期)
今年は深夜ドラマはこれしか見てないのですが、他にあってもこれが賞を取っていたでしょうw


■ネタドラマ賞
IQ246~華麗なる事件簿~
(10月期)
いろいろツッこむのが面白いという、スタッフが意図したところとは別のところで楽しめました。


■特別賞 ※ダブル受賞
勇者ヨシヒコと導かれし七人 (10月期)
ゆえあって最終回まで見ていませんが、もし見ていたら恐らく大賞を争っていただろうと思われます。

ちかえもん (1月期)
この作品も、コメディではヨシヒコに負け、時代劇では真田丸に負けたものの、どちらの要素もかなりハイクオリティだったので、埋もれさせておくのは惜しいです。


■主演男優賞
山田孝之 
(勇者ヨシヒコと導かれし七人)
堺雅人とかなり悩みました。ダブル受賞でもよかったのですが、山田の演技の幅の広さで、軍配上がりました。


■主演女優賞
綾瀬はるか
 (精霊の守り人)
手だれの用心棒という、今までとまったく違うイメージの女性を体当たりで演じました。


■助演男優賞 ※ダブル受賞
ディーン・フジオカ (あさが来た/IQ246)
鍛え上げた肉体と精悍なマスクで、日本の女性を虜にしました。おディーン様という言葉も生まれ、今年のヤフー検索大賞にも選ばれました。

草刈正雄 (真田丸)
戦局を見るのは得意なのに大局を見ることができなかった、有能ながらも悲劇の武将を、巧妙かつ力強く演じました。主人公を食っていると評判にもなりました。

■助演女優賞
長澤まさみ
 (真田丸)
当初は性格が悪いと不評だったものの、サバサバしているように見えて実は一途な彼女に惹かれた視聴者は多かったのではないでしょうか。


■脚本賞
三谷幸喜
 (真田丸)
なるべく史実に則しながらも、創作部分では大胆なストーリーを展開し、キャラの個性も引き立ち、ダイナミックながらも精緻な伏線を引く脚本は、本当に素晴らしいの一言に尽きます。


■音楽賞
精霊の守り人
 (4月期)
日本ではなかなか受け入れられがたいファンタジーの世界観に、視聴者を一気に引き込むBGMが魅力的でした。


 
◎◎◎ 大賞 ◎◎◎
真田丸

ダイナミックかつ計算しつくされた精緻な脚本と、練りこまれたキャラクター、芸達者な俳優さんたちの見事な演技、どれを取っても素晴らしく、1つだけ不満を言うとすれば、最後がバッドエンドだったことでしょうかw 三谷自身、悲劇は好きだと公言しており、以前大河の筆を取ったのも、主人公たちがほぼ全員死に絶える新選組でしたね。視聴率的にも、地上波だけ見るとイマイチでしたが、先行放映しているBSプレミアムでは、3%稼げば御の字と言われるところ、5%という驚異的な視聴率をたたき出しており、特にM3F3層に好評だったことがうかがい知れます。

【総評】今年は文句なく真田丸!と言いたいところですが、本当はヨシヒコとかなり悩みました。コメディの要素は共通しているけれど、他の部分がまったく違うベクトルを持つ2つのドラマで、比較対照にすることすら滑稽なような気がしますが、大賞はダブル受賞にはしたくなかったもので、泣く泣くヨシヒコを切りました。どちらとも私好みの素晴らしい出来で、大賞を除く各賞も4つずつと偶然にも互角になりましたが、ヨシヒコは広島での放映が遅れたのが致命的だったかもしれません。
全体的に見ると30や40稼ぐようなオバケドラマもなく、低調ではありましたが、安定のドクターX、ダークホース的な99.9逃げ恥などがあり、少しドラマが息を吹き返してきた感もありました。真田丸も好調でしたしね。ただやはり、見逃し配信や、定額で見放題のネットの動画配信サービスがあるためか、話題にならない限り視聴率が低迷する傾向があります。特に民放はスポンサーにアピールするため、リアルタイム視聴を獲得しようと躍起になっているようですが、さすがにネットがなかった頃のような視聴率を安定して望むのはもう無理ですね。テレビ局もそれに気づいて、現在暗中模索している最中のような気がします。何かと期待しましょう。

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2017/01/02 17:45
> 来希蔵さま
あけましておめでとうございます~
こちらこそ昨年はいろいろお世話になりました。
最近は本当に、ドラマの後映画化というパターンが多いですからね。
言い換えれば映画のためにドラマを作っている感じでしょうか。
中には視聴率低かったのに映画化かよって作品もありますけどねw
最近いい恋愛ドラマがない…というよりも、
私自身が恋愛ドラマが苦手なので、見ていないだけなのです。
話題になる恋愛ドラマなら結構ありますよ。
今年だとやはり、逃げ恥でしょうかね。興味ないですがw
市井昌秀という方はまったく知らなかったのですが、
調べてみたらあの髭男爵にほんのちょっと在籍していたのですねw
あと、僕らのごはんは明日で待ってるの主演の中島は、
刑事バレリーノで主演した子ですねw
単発ですが、あれも変なドラマでした。
ジャニにしては珍しく正統派のイケメンですよね。
あと10年はどうでしょう…w
とりあえず、10年目までは続けて、
独偏賞も今年でちょうど10年を迎えました、とか言ってみたいのですw
今後ともよろしくお願いします(*_ _)
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2017/01/02 17:32
> ミイシャさま
あけましておめでとうございます~
振り返ればやつがいる、懐かしいですね~w
あれも確か、ハッピーエンドではなかったですよねw
私が三谷を好きになったきっかけは、
まず「12人の優しい日本人」を偶然テレビで見かけたのと、
その後「王様のレストラン」の再放送を見たことでした。
どちらともどちらかというとハッピーエンドの作品ですねw
それからいろいろと見てきましたけど、
私の中ではやはりこの2作品を超す作品はなかなかないかなと。
新選組!や真田丸もよかったのですけどね。
龍馬におまかせ!という黒歴史的なドラマがあったのですが、
あれも好きでしたね~。
今年は私、あまり史実と比較せず純粋に見ていたのですが、
確か幸村という名前は生前に使っていた形跡がなかったと記憶しています。
そういえばキリの最期もはっきりとわかりませんでしたよね。
淀殿や秀頼と一緒にいたような気もするのですが、あれからどうなったのでしょう。
一緒に自害してしまったか、火に巻かれて死んでしまったのか、
はたまたどこぞで生きているのか。
実は三谷は、私の記憶が確かならば、唯一大河ドラマの続編を作った人で、
真田丸も続編がないかなぁと期待しているのですが、
意外とあっさり終わってしまったものの、お話的には完結しているので、
ちょっと厳しいかなとも思っています。
なかなか今年の大河並に面白い作品ってないので、
お時間があればですが、気になった作品を手当たり次第見てみて、
面白そうなら見続けてみると、いい作品に出会えるかもしれません。
アバター
2017/01/01 22:17
あけまして、おめでとですにゃ♪
昨年はいろいろとお世話になりましたにゃ^^

うちはTVドラマほとんど見れないんで、
このブログで、TVの流れなるものをめっちゃ参考にさせてもらってますにゃあ
邦画選ぶうえでTVの流れ、それはもう参考になるんやなあ

最近は良い恋愛ドラマないってぞぬこさん言ってたやん、
TVの方がダメな時は良い恋愛邦画でてくるいう定義うちの中にあるんや~
で、
今年早々に上映される『僕らのごはんは明日で待ってる』にめっちゃ期待してるんや
市井昌秀いう監督さんメガホンとってるんやけど、良い映画連発しそうな雰囲気の監督さんなんやあ
めったに恋愛もので感動しないうちを、前作で泣かしてるからなあ

な、訳で
これからも参考にさせてもらいますにゃ
てか、今からあと10年続けるって解釈して良いんかなあ?それとも7年続いてるからあと3年ってことかにゃ??
ま~時間が許す限り続けてくださいませにゃ

ほな、今年もよろしくなあ

アバター
2017/01/01 20:12
あけましておめでとうございます~!^^
今年も、よろしくおねがいいたします!

ってことで。
真田丸が第7回の大賞とのことですけど。
これ、普段ほとんどTVをみない私が久々に、1年リアルタイムでみきったドラマでした。
最後の10話くらいは録画しましたし。
総集編もとりました。^^

私は三谷さんの脚本、大好きなんですよね~。^^
大昔の「ふりかえればヤツがいる」でしたっけ。医者のドラマも三谷さんの脚本だとあとから知って。
ああ~、やっぱり、と思ったくらい。

……で、歴史に疎い私としては、毎回、実際はどうなんだろう、とか思って。
みたあとで、ちょっと調べてましたけど、んでも。
雪村の名前決めるとこ、とか。^^
ほんとに、三谷流にやられっぱなしでした。

たしかに最後は、どうなんだろう、と思いますけど。
私的には、あの笑顔のあと、切腹しようとした源次郎の左手が怪我して、力がはいらないから。
「あ、佐助まってくれ。力がはいらない」
「じゃ、にぎれるようにくくりましょうか?」とか、二人がいってる時に、きりちゃんがきて。

「なにしのうとしてるんですか! そんな気力があるんなら、ほら、そこで死んでる二人と着物交換して」
「ここからにげますよ!!」っていって。

きりちゃんラブな佐助はもう、即、それにしたがうでしょうから。
そのまま、三人、そこから逃げたという……。
そんな妄想をしておりました。

鹿児島におちたという伝説もあるようですが、それはそうと。
表舞台からさってしまった後の顛末は、実際、想像するしかないようにも思いますし。^^

miumiuさん、ありがとうございます。
ここのブログをみてなかったら、私は真田丸を1年見続けることはなかったと思います。
録画した総集編をみていて。
ああ~、このころは、夏で、私はこうしてたなぁ、とか。
当時の自分も思い出されて、なんとも感慨深く。

んでも、いいものをみつけるのは、実際なかなか大変なので。(´・ω・`)

これからも、miumiuさんのブログ、参考にさせていただきますです~!!
(๑◕‿◕๑)v



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