雲のささやき
- カテゴリ:小説/詩
- 2017/01/03 00:59:56
はるか遠くに白い雲が
流れていく
四角く切り取られた
ガラス窓の格子の中を
ゆっくりと
雄大に
手を重ねると
雲の呼吸を感じる
こんにちは
君は何処へと流れて行くの
真っ青に澄んだ空が
格子から雲を押し出したとき
小さなささやきと笑い声が
聞こえたような気がした
それは
懐かしい声だ
それは母の優しいささやきと
幼き日の私の笑い声のようだ
そうだ
もう少し待っていて見よう
次の白い雲が
そっと格子の中に流れ入って来るまで
暖かいお正月
ふと見上げると澄んだ青い空に雲が流れていました
何かを語りかけているような
そんな気配をちょっぴり感じました
そうなんですよ
暖かくていい天気でした
空から見ている・・・微笑んで
そう思うと、より暖かな気持ちになります
そこに居ない人を思う時って
実は 近くに居るのかもしれないね
空から見てる…ってありきたりかもだけどさ