意外におもしろかった。
- カテゴリ:日記
- 2017/01/09 11:17:53
3連休の中日に、
特別展覧会 没後150年 坂本龍馬 展へ行って来ました。
(長崎歴史文化博物館 http://www.nmhc.jp/)
期間限定-刀剣乱舞DAY
http://www.nmhc.jp/exhibition/2016/ryoma/toukenranbu.html
刀剣男士-陸奥守吉行の特別描き下ろしイラストと、
龍馬が暗殺された際に携えていた-刀 銘吉行(陸奥守吉行)の画像を
デザインした特製クリアファイルを、期間中各日先着150人に配布します。
…を、遠くに居るお友達が欲しいとのことで、
頭数を揃えるために、行ったんです(苦笑)
開館前に入り口で並んで待ってたのですが、
先に到着していた若い女性たち、
たぶん刀剣なんとかとゆーゲームファンなんでしょう。
あとから来た人たちがその後に並んでいるのに、
2〜3組がばらばらに待っていて、
場所を詰めてくれる気配もありません。
後ろで並んでいる男性が、並んで詰めてもらえませんか?と言っても、
スマフォをいじってるフリでまったく聞こえないフリしてるのが、少し不快で
こーゆーにわかな歴史ファンもどきの性状を物語っているなーと、
この後の1日がどうなっちゃうのかと不安に思える出だしでした。
展示の内容は、
龍馬が生きた時代の背景となる当時の文化を示す歴史資料、
当時の絵画や写真などと共に、龍馬本人や縁人の書いた書簡に、
龍馬の携えていた刀と銃の展示がありました。
龍馬の刀は、研ぎ直しされてるのか、綺麗な状態のものでしたが、
切っ先から少し離れたところ(5cmくらい)にあるかなしかの凹みがあって、
使われていたんだなぁ〜と、(苦笑)
その隣にあるふた振りの刀は、パークス襲撃事件で、切り結んだ、
勤王の志士 林田貞堅(朱雀操)と中井弘の当時使った刀で、
刃こぼれがひどく、相手の刃を刀身で受けた傷が生々しく残っているものでした。
半円にえぐれた痕、相手の刃を受けて斜めに削れた痕、
鋭く横にないだ切っ先をしのいだ痕、
命のやりとりをした、激しい闘いの痕跡がありました。
そういう時代のそういう場所に身を置くことが無くてよかったと、思いました。
刀剣なにがしかのゲームを好きな方たちは、逆に思うのかも知れません。
刀身を擬人化(美男子化?)して楽しむ人にとって、激しい闘いの痕跡が
生々しいこーゆー刀剣を見て、どう思うのでしょう。刀身の美しさよりも、
激しい生死と志を分かつその瞬間を、ちゃんと感じられたのか、
姿勢を正して向き合って欲しいと感じました。
おもしろかったのは、龍馬の書簡で、妻のおりょうさん、身内の姉や
姪の春猪(はるお)さんへ宛てたものがありました。
言葉の表現が面白く、おどけてみせたり、大げさに自分が死んだら、
とか読む相手をからかう様な、口語に近い優しい感情のうかがい
知れる文面に、個人の書面をこうして大勢の人が見ることになるとは、
思ってもみなかっただろうなぁ、と、思わず笑ってしまいました。
龍馬さんの書いた書簡の文面は、綺麗に書き綴られたものではなく、
思いのまま、思いつくままに書きつらねられた言葉の並びに、
奔放な性格と、強い思いに突き動かされて行動する、人物像が
見え隠れしています。きっと、周りの人々も振り回されて、それでも
憎めない人だったのでしょう。
歴史を紐解く資料というよりも、
龍馬さんのひととなりを知る手がかりみたいな資料が多く、
読み解けるのが楽しい展示でした。
できれば人が少ない時に行って、
ゆっくりと直筆の書簡を読んでみたい気がしました。
展示は最初は京都、そして、今回は長崎、
次に東京へ移動するらしいです。
機会がある方は見に行かれると、龍馬さんのひととなりを
肌で感じられる…かも知れません(笑)
私は江戸時代の、使われなかった偉い人(主に徳川さん)の刀が好きで、国立の常設展示を時々観に行きます。 銘のある刀なのに傷一つない、鎖国とはいえ平穏だった証のような・・・ 明治に近い刀は生々しさがどうにもダメだわ~ 書簡も・・・ どの時代でも、お人柄が出るほど個人的なものは盗み読みしているような気がして、やっぱり苦手です ^^; 古文書でも軍記とか誓約書とか、そういうものは平気なんですけどね。
殺陣に腰が入ってない違和感がなじめなくて
ホウチに入ってもーた^^;
もともと歴史に詳しい人は
こういう腐っぽいゲームにされると(。-`ω-)ンーと感じることも多いよねー
最近は文豪や仏像を美男子にしたゲームみたいのあるようだけど
違和感がー(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
そして他人のメイワクはどーでもいいって態度は
やめてほしいですねーʅ( ‾⊖◝)ʃ
展示を見終わって、階下のロビーへ戻って来た頃、
たぶん11時頃だったと思います。
新内流しの実演がありました。
今回の展示と連動しているそうで、
龍馬さんの書簡にあった、世を洗濯する〜の下りを
歌に織り交ぜて語るところが興味深く、楽しく聴かせてもらえました。
なんでも、京都から、月に数回、
長崎のお弟子さんのところへいらしているんだとか、
一緒に並んで三味線を弾く音が、わずかにずれたタイミングと音程で、
不思議な音の広がりを醸しだしていて、すてきな響きで聴き入ってしまいました。
お歌いの声もステキでいいなぁ、渋いなぁ、三味線習いたいなぁ〜
なんて、思ってしまいました。(笑)
実演が終わると、展示室までの階段を、歌いながら、
見学者を誘う趣向で、もう一回行きたいなぁ〜と、
思ってしまいましたよー
東京展示の際にはどうなるのか〜
行った方に聞いてみたいなぁ(笑)
刀剣なんとかのファンの方たちは、プレゼントに釣られて、午前中に
集中するハズなので、午後からはのんびり観覧出来るのでは?と、
思います。混み具合を確認して、刀剣のグッズ切れた頃あいに
行けば、大丈夫でしょう(たぶん、苦笑)
お歳を召した歴史ファンや、龍馬さんファンも多くいらしてて、
中には遠くにお住まいのお孫さんの頼みで並んでいた御婦人も
いらっしゃいました。
小学校高学年くらいの男の子たちも、音声ガイダンスを借りて
展示室をまわっていました。意外に大人しくてしっかりした印象でした。
熱心に展示物に見入っていたけれど、展示物が大人目線で見え易い
高さだったから、小学生たちにはちょっと高くて見え難かったのじゃ
ないかな〜と、思ってしまいました。
アンケート書いておけば良かったなぁー
本文に書き忘れてしまいましたが、
龍馬さんが暗殺された近江屋の床の間にあって、
切られた際に飛んだ血が付いたと言われている、
掛け軸が展示されていました。
亡くなった後に書き加えられた追悼文、
もう少しちゃんと目を通したかったなぁ…
そうですね〜、平和が一番良いのですけれど、
日本の礎(いしずえ)を築いた人々の、人としての有り様は、
今を生きるわたしたちが、忘れてはならないものなのかも知れません。
海外で起こっている恐ろしい事件の多くに、その国を取り巻く
現在の社会情勢への不満や不安が映しだされていて、
遠くで起こっていることであっても、日本も無関係では
いられなくなっていると感じてしまいます。
ひとの力ではどうしようもない自然災害に対しては、
みな対策を考えようと前向きに動こうとしているけれど、
テロや移民、難民のことになると、どうして良いのか、
わからないって思ってるんじゃないかな。
今の社会不安を少しでも減らすためには、身近にいる
ひとたちとのつながりを、強めてゆくことが大切なんじゃ
ないかとわたしは思っています。
孤立したり、孤独な思いをしている人を減らすこと、
この人になら、相談出来るっていう、信頼関係を作ること、
それが、たぶん、人々の心の不安を取り除き、テロへの
誘惑を退ける一番の処方なんじゃないのかな。
幕末の世で、不穏な行動を起こしていた人たちも、
たぶん、孤立無援な心で居たのじゃないかしら。
くるりんさん、
流行りに乗っている人たちは、流行りが廃れていくのも
早いから、飽きてしまうのも早いんじゃないかと思います。
長く続けて、学び、道を拓いて行く人も、中にはいることでしょう。
自国の歴史に対して、何も知らない、関心を持たないよりは、
こーゆーカタチであっても、興味を持ち、より深く知る機会が
出来るのならば、目上の方への接し方もおのずと変わってゆくでしょう。
気長に待つくらいで良いのではないかと思っています(笑)
関東だと激混みで全く読めなそうww
絶対に行く貴腐人な友達がいるなあ。
「人となりが伺える展示だってよ」と伝えておこうっと。
実は20数年前にも歴女ブームは起きてるんだよね。
その頃、同人誌から歴史漫画家に成り上がった人とかいたなあ。
その時のきっかけも、TVドラマだったと思う。
そして、当時の相棒に神保町を連れまわされた
楽しい思い出がww
あは*\(^o^)/*
刀の時代じゃなくてよかったなあ!
平和が一番!
楽しまれたご様子で良かったです。
で…。
>こーゆーにわかな歴史ファンもどきの性状を物語っているなーと、
スポーツ観戦も騒げればいいっつー莫迦が増えましたが
幼少のみぎりから「歴史」とか「古の物」が好きな奴からすると
「躾がなっていない、にわかは去ね!」と常々思います。
ええ今、戦艦三笠がそういう莫迦共に汚染せれていて
腹立たしいったらありません…。
「にわか」は博多と肥後だけで良いっつーの…。