雲霧仁左衛門3 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2017/01/21 16:47:28
雲霧仁左衛門3 第3回「ほうずきの調べ」
NHK-BSプレミアム 金曜夜8時~
▼七松メイン回
今回は、新入りである大工小僧七松のメイン回でした。
七松は原作には出ていない、ドラマオリジナルのキャラらしいですね。
まだ若く、女と金にだらしないところが、なかなか危ういキャラでもあります。
前はそういう役は因果小僧六之助の役どころだったのですが、死んでしまいましたからね…。
若いとはいえ、七松を演じる大東ももう30歳ですか。
今回、幼馴染として登場したおさきを演じる松井玲奈とは5歳差くらいですかね。
まぁギリ幼馴染として通用する年齢差かなとは思います。
その松井はご存知の方も多いと思いますが、元AKB、SKEにも所属していたアイドルで、
現在は卒業して女優でやっていくようですね。
▼やっぱり密偵だった
七松は偶然スリに身をやつしたおさきと再会し、そのまま同棲状態になるのですが、
やはり偶然ではありませんでした。
スリを働き捕まったおさきは、司法取引のように罪を減じる代わりに七松に近づき、
雲霧一党の情報を聞き出そうとしていたのです。
まー、向こうから近寄ってくる女には、注意するに越したことはないですなw
カンのいい熊五郎にバレて、あわや闇に葬られそうになりましたが、
二度と雲霧に近づかないことを条件に、他国に追いやられるだけですみました。
雲霧も女にはなかなか甘いですなw
▼手に汗握る攻防
今回も藤堂家の裏金に関わる大店の豊田屋が、雲霧のターゲットだったのですが、
豊田屋を巡る雲霧と火盗改の攻防がすごかったですね。
雲霧が藤堂家に縁がある商家を狙っていることを突き止めた火盗改は、
あらかじめ同心の高瀬を人足として豊田屋に潜入させます。
しかし、以前から小料理屋の女将と偽り豊田屋に通っていたお千代の女中役のおようが、
転びそうになって高瀬に助けられた時、一瞬握った手のひらに竹刀ダコがあるのに気づきます。
このカンのよさったら。
ちなみに豊田屋の主人は男が好きなので、いつものお千代の色仕掛けは使えなかったとかw
また、七松が女と同棲していることを知った熊五郎、火盗改に豊田屋を狙っていることがバレ、
これも盗賊のカンですかね、すぐに七松の女が怪しいと感づきます。
しかしすぐに彼女を問い詰めたりはせず、逆に偽の情報を流すために利用するのです。
ですがここでこの情報にすぐ引っかからないのが安部式部。
うまく行き過ぎていることに不安を覚え、店に大きな醤油樽が運び込まれたことを知り、
すべてを察し、その日のうちに豊田屋に踏み込む準備をします。
その晩、豊田屋で雲霧と火盗改が対峙。
いつもの船で何とか逃げおおせましたが、恐らくすべての金を盗むことはできなかったでしょう。
今回は引き分けといったところでしょうか。
ていうか、火盗改は何故いつも船を用意していないのか。
船を用意してたら盗賊に感づかれるからでしょうかね。
でも1艘くらいあってもいいと思いますけどね。
▼板尾の次回誰殺す?
今回板尾は誰も殺しませんでした。というか死人は出ませんでした。
板尾演じる関口は、道場の弟弟子である高瀬を通じて火盗改に近づき、
今回初めて火盗改とともに雲霧捕縛を手伝い、その際小頭の伝次郎に斬りつけたのですが、
腕に怪我を負わせただけに終わりました。
しかしあの関口が火盗改に近づいたとなると、今後も脅威となってきますね。
火盗改はまだ関口と藤堂家との関係にまったく気づいてないようですからね。
さて次回は、伝次郎メイン回のようで、伝次郎の元恋人、その娘、
そして恋人も別の盗賊団の仲間なのですが、その盗賊団の頭が出てくるようです。
その頭を森下能幸という、まぁいつ殺されても不思議じゃない顔をした俳優さんが演じるので、
こいつということにしておきましょうw