ユーヤさんのニューイヤーズロックフェス
- カテゴリ:音楽
- 2017/01/22 08:31:53
見逃した! 1月8日の深夜に放送されてたんですね。再放送ないのかな。
世間様は内田裕也を激怒するばかりのコミカルな老人と捉えているのだろう。
でも私は敬意をこめユーヤさんと呼ばせていただく高齢者だ。少し書いてみよう。
グループサウンズ後の日本のロック黎明期にユーヤさんが果たした役割は措く。
大晦日に毎年やってるニューイヤーズロックフェス、現在は名前が変わっているが、
30年以上続いている。メッセージも常に同じ。未だに熱さを保ってることに呆れる。
このフェス、知名度や経済効果による選考を一切行わない(はず)。
ユーヤさんのトコの大番頭たちが各地のハコで眺め、声をかけてくださる。
ジョー山中、安岡力也、桑名正博、シーナ……みなさんアチラに行っちゃった。
大番頭の御一人から推薦を頂ける機会があったが、私は不遜にも辞退した。
すでにフリー系に足を突っ込みかけていたためである。若干の派閥問題もあった。
バンドのメンバーはヘルプで参加し、普通のフェスと異なる何かを楽しんで帰ってきた。
出番はどんなビッグネームでもセット込みで35分(だった)。
ギャラは知名度や人数問わず、一律1バンド5万円(だった)。
全員で会場設営やチラシ巻き、後片付けやゴミ拾い。サボルと力也さんが殴りに来る。
毎年メンツを眺める。知り合いがしぶとく出ている。うれしい。還暦間近でも健在だ。
若い頃はユーヤさんのロケンローが大の苦手、いや正直に言えば嫌いだった。
だがこの歳になって思う。やっぱりロケンローである。8ビートで騒げばいいのだ。
大規模フェスは様々、どれも立派なお題目や創造性、次世代への希望に満ちている。
ニューイヤーにはそういうもん、あるようでない。ロケンローなのである。
ユーヤさん、近年は灰野敬二と非常に似た格好である。不思議な符合だと思う。
豪華メンツが曲提供してるアルバムですね、俳優活動が多かったころでしたか。一部しか聴いてません。
内田裕也を理解する契機になったのは、都知事選の立候補でした。あの政見放送には考えさせられた。
戦車や機関銃にギター一本で立ち向かう勇気があるか、という理想論を具現化したように見えたのです。
じつは裕也さんのCD、「さらば愛しき女よ」持っていたりします。
いつだったかのニューイヤーロックフェスで、裕也さんが歌っていたのが恰好よかったんです♪