季節の変わりめに
- カテゴリ:小説/詩
- 2017/02/03 15:51:50
眠れない夜を過ごした
ベランダに出て見ると
真っ黒だった周りが
ほのかに影を作る
季節が変わろうとしている
もう2月
何かがあるとは知っていた
大騒ぎの幕開け
デパートは大にぎわい
そんな事もあったっけ
びっくりする顔が見たくて
色々な工夫をしていた
そんな事さえ遠い記憶
2月は逃げると言うが
たった2~3日短いだけ
あの人に会う事がなかったら
毎日が平凡に過ぎたことだろう
出会いは別れの始まりと言うが
そんな言葉も感じなかった
肩寄せ合って歩いた2月の道
たんぽぽの綿毛を吹いて飛ばした
シロツメ草で冠を作った
花弁で恋占いをした
そんな昔に帰りたい
なにも知らなかったあの日々に
大人になるってことは
段々と何かを捨てて行く
幼いころの草笛の音
もう聞くことはないだろう
あなたがいないならこの先ずっと
太陽の角度がどんどん変わって
暗かったベランダにも光が入り込む
そして桜の咲くころには
人々が動き出す
そしてその内誰かかが「暑いね」って言う
季節は変わる、
野原の小さな花達も
私の心も変わるのだろうか
夜空を見つめて行く先を見つめて
少しずつあなたを忘れて そして
列車に乗り遅れないように
自己紹介文を読んでいて、旦那さんとのバイクツウリングを楽しむ事が有るとの事ですが・・・
俺みたいに転倒しないようにして下さいね!
俺は、原付きバイクなんですが・・なんで転倒したのかいまだなぞです。
見た目では、凍結している様子はなかつたのですが・・
マスクをして眼鏡がくもる事は有りますが・・バイク走行中は、眼鏡かけませから・・うんうん
狭い部屋の奥で
ひざっこぞうを抱いていた僕
でも、
たったひとつの窓から
そんな僕に光があたった
それは寒い寒い
暗い暗い冬に
お日様は
冬至のお昼に、低く走ってくれた
暗い奥にいた僕は
光を見た
僕にはまぶしいくらいの
僕は 窓に手を伸ばしていた
もうすぐ
昼のほうが長くなるんだね