初雪
- カテゴリ:小説/詩
- 2017/02/16 14:38:57
やけに明るいカーテンを
開いてみたら一面の雪
今年初めての雪が積もった
あなたが買ってくれたブーツを履いて
こっそりと一歩ずつ歩いて行く
本当は捨てなきゃと思っていた
大切な黒色のブーツ
忘れるためには持っていてはいけないと
心では分かっていたのに
何故か戸惑っていた
こんなものを履いてくるなんて
どうでもよかったのか
もうあの人の事なんか気にしてないのか
自分に問いかけてみても
答えは返ってこない
悲しかった
怖かった
あなたがいなくなって
一人の時間が増えて
砂時計が時を示す
私は知っている
あなたとのことを見つめていた人がいることを
そのまざしは暖かく
優しさに満ちていて
胸を鎮めたくなる
でもだめ
あの人の事を傷つけてしまう
あなたの代わりなんか欲しくない
今はあなただけが恋しい
だから今は恋なんかできない
さようならを言おう
今までの私に
そして今日の私に
いつか陽が射す日が来たら
外に飛び出していこう
そうですね。雪の下にはたくさんの芽が春を待っていますね。
その日が来る事をねがいましょうね。
江~初雪の時の話ですよね?
数々の思いでの品ですが、すてるのはもつたいないですね?
有効に使ってこそ、その物の価値が引き立つのですから・・今回よかつたですね!