Nicotto Town



日本にミュージカルが定着しない理由


 日本で唯一、戦前から継続してメジャーな人気を誇る宝塚歌劇を除き、日本でメジャーな歌劇は、ほとんどないと言って良いだろう。

 いやいや、歌舞伎、浄瑠璃があるでしょうって?
 歌舞伎のセリフ回しはメロディが付かないし、人形浄瑠璃も、今や文化財として扱われるではないか。
 日本にミュージカルがイマイチ定着しない理由は?
 今まで言われてきたのは、説明調になってしまい、メロディをぶち壊すから、という理由付け。でもオレは、その説には異を唱える。
 だって、それって、翻訳の問題、でしょ?
 じゃあ、お前の考える理由は何だよ、って?
 それを解くカギは、日本語の音声構造にあるとオレは思う。
 何と日本語は、1音1音節という、珍妙な言語なのである。
 たとえば。
 田吾作、た・ご・さ・く、ta-go-sa-ku、4音4音節。
 しかし、英語に代表される言語では、1音1音節という概念はない。
 ta-gosaku(2音節),ta-gosa-ku(3), tago-sa-ku(3), tago-saku(2),tagosa-ku(2)
  等のパターンがあり、いちばん自然なのはtagosa-ku,だろう。
 逆に言えば、英語圏で日本語に通じていない人間は、正しく、タゴサクと発音できないのであり、ダゴサクーか、タゴオーサク、になってしまうのである。
 この例は、イチローではなく、アメリカでは、イチイローと発音されてしまう例でも明白であろう。
 つまり、音節数があまりに多くなりすぎて、日本語をメロディに乗せると、まどろっこしくなってしまうのである。
 宝塚歌劇は、そこんとこをよく心得ていて、男役の歌は命令調でカッコいいのが多かったりする。
 また、ミュージカルではないが、桑田佳祐はこの逆を突いて、こんな詩を残したりもしている。
♪かなり・わーいに(2音節)♪
 意味的には、「かなり淫猥に」、8音節を2音節に縮めたのである。
 でも、その桑田ですら、彼の初監督映画『稲村ジェーン』は、さすがにミュージカルにはしなかった。
 その昔、裕次郎さんが演じて大失敗した日本ミュージカル、これから先は、どうなんでしょう?
 あ。
 こういう反論があるかもしれない。
「アナ雪は?あれはどうなの?」
 アナ雪に関しては、もう書く時間がなくなってしまったが、日本語版製作者は、超絶な努力をしている、まちがいない。

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2017/06/16 18:12


花咲より失礼します。

承認ありがとございます
保育園などの実習などで休みをいただくこともありますが
よろしくお願いします

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2017/03/03 12:43
個人的には「アイラブ坊っちゃん」がお気に入り。
20年くらい昔、wowowでみたころのが・・・

まぁ、他を知らないんですがw
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2017/03/02 19:38
私のページの伝言板へのレスありがとうございます。
劇団四季はミュージカルだけでなく、ストレートプレイの上演もあるので、そういう意味で「歌劇」ではなく「演劇」の印象があるのかもしれませんね。

それに、ミュージカルといっても「コンタクト」のように歌がなくセリフも少ないミュージカルもありますよね。
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2017/03/02 19:16
音節構造は致し方ないのでしょうね。
日本でメジャーな歌劇・・・劇団四季はどうなんでしょうか?




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