Nicotto Town


A Balearic Dinner


幻想作家フリオ・コルタサル


今回のテーマは憧れの人という事で、

日本ではあまり有名じゃないですが、アルゼンチンの幻想作家
フリオ・コルタサルを紹介したいと思います~(・ω・)ノシ

まず日本で手に入り易い彼の作品について、

短篇集
『秘密の武器』
『遊戯の終わり』
『悪魔の涎、追い求める男』
いずれも岩波文庫

長篇
『石蹴り遊び』上・下
集英社文庫

作品の特徴はリアリズムな文体と半幻想とも言えるストーリー。
いわゆる『世にも奇妙な物語』タイプの話が多いですが、
他の作家と大きく違うのは”幻想と現実の継ぎ目が殆ど見えない”という事です。

大体のフィクション作家さんは、
その説得力を確保するのにリアリズムの手法で全体を描くのですが、
読み慣れると、「あ、この一文で幻想と現実が入れ替わるんだね」というのがわかります。
しかしコルタサルの作品はいつの間にか幻想の世界に踏み込んでたり、
逆に現実に引き戻されたりする見事な造りになっています。

なかなか本自体見かけない作家さんですが、
機会があればぜひ手に取ってみてください~




月別アーカイブ

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.