Nicotto Town


速水猛のブログ アルカディア「Ἀρκαδία 」


太閤立志伝より武田信智の物語


さて、三人の酒盛りと、歓談の日より、何日か過ぎた時のこと、時と場所は永禄3519日(1560612日)に尾張国桶狭間である、


(藤吉郎)(御屋形様の策に乗せられて、今川がきておるな」


(前田利家)(これから、切りこむか、あっ、今川勢に向かうあの鳥居の旗指物は、誰だ、)と驚く二人


そして、大雨の降った、あとのぬかるみには、今川義元たちの混乱のおとしものだらけである


「藤吉郎)(うん、あの旗、そして、聞いたことのある訛り、あの男も来ていたのか」


「前田利家)(信智か、あの男の紋所かな」


(信長)(誰が、一番槍を、駿河の公家もどきにつけるか、ほほう、あの鳥居の旗指し物は、だれだ」と鞭で鳥居の旗指物をさした、騎馬武者を近従に指し示す



その方向には、鳥居の旗指物をさして、色々威腹巻 「いろいろおどしはらまき」と南蛮兜をつけた、騎馬武者がいた



(武田信智」である、陣場借りに参陣したのである、そして、相手の本陣を突く


(今川義元)(何奴、名を名乗れ)と混乱する義元


「武田信智)(義兄上、信智でござる、戦国の習い故、敵味方となりましたが、尋常に勝負」


(義元)(やるか、手合わせしてやる」と二人は切りあう



「武田信智)(義兄上、すまん、」と少しの間、間が空くと義元を倒し首を取った


「藤吉郎)(あゃつ、大将を打ち取ったのか」


「武田信智)(敵の総大将今川義元、をこの「武田信智)が討ち取ったぞ)と義元の首を掲げ、勝鬨を上げる



そして、総崩れとなり退却していく駿河勢





Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.