Nicotto Town


☆ ドリーム・スター ☆


僕の経験した出来事。





 小学生の頃から成人になるまでの
 過去の出来事を書いてみます。

初めてのアルバイト
中学2年の時だった近所でも評判の良い八百屋さん
そこの、おじさんは 一人でお店を経営していて
顔は怖い感じで声も商売柄大きく元気な人でした。

そんな、おじさんに声をかけられた
学校から帰宅すると毎日のように おやつを買いに
近所のパン屋さんに通っていた僕は帰りに
八百屋のおじさんに声をかけられました。

おにいちゃん ちょっと手伝いしてくんないか?

僕は、断る理由もなくて はい!と返事を
してしまった おじさんは 大きな布袋から
大量の玉ねぎを出して余分な皮を剥がして
ビニールの袋に4~5個入れて こんな風に
作って!そう言われ おじさんと二人でその作業を
1時間くらい行った 終わると おじさんは
ちょっと待っててなっ!そう言うと 少し店番してて

その場から消えた しばらくすると ジュースを手に
はい!喉、乾いたろ!飲みなさいな!
二人で冷えたジュースを腰を下ろし飲んでいると
おじさんが、八百屋さんのエプロンのポッケから
茶色い封筒を出して はい!今日はありがとう!
助かっちゃったよ! これ少ないけど アルバイト料だ

僕は、えっ! いいです そう言うと
だって おじさん一人じゃ出来なかったからな
気持ちだよ また手伝いして欲しい時もあるかも
いいから受け取ってくれよ!そう言い僕のズボンの
ポッケに押し込んできたので 仕方なく受け取った。

その出来事をパートから帰宅した母に話した
封筒の中には2千円も入っていた。

母は、これ預かるねっ そう言うと自分の財布から
僕に2千円を出して 手渡しくれた。

翌日、母は買物の時に八百屋のおじさんに
その出来事を聞いたらしい ・・・

その日の夕食の時に 母から その出来事のこと
聞かされた ・・・

八百屋のおじさんは 間違えて玉ねぎを大量に仕入れ
販売にするのに困っていたそうだ・・・
そんな時に よく見かける 優しそうな おにいちゃんを
見かけて声をかけたそうだ ・・・

実は おじさんには 離婚した奥さんとの間に
1人息子がいて ちょうど僕と同じくらいで
その息子と一緒に仕事が出来た気分で嬉しかった
ついつい中学生と知っていても おこづかい程度
しか渡せないけれど感謝の気持ちもあって
アルバイト料と言い 渡したそうだ ・・・

母は、そう言って 茶色の封筒を僕にくれた
この前あげた2千円も これも あなたのもの
もし 今度、あなたが暇な時に 嫌でなかったら
アルバイト料は要らないからと言って
お手伝い出来る事ありませんか?と声かけてみたら?

もし、お金を渡そうとしたら 野菜をもらいなさい
そう 言ってくれました。

それから、僕は 暇な時に おじさんに声をかけて
お手伝いするようになりました。

もちろん お金は受け取らずに野菜をもらい

高校生になると おじさんは もう いいだろう

高校生なんだからと言い アルバイト料をくれました。

そんな おじさんが病気になり入院してしまい
八百屋は閉店してしまいました。

僕が近所の商店街の人に聞いて病院までお見舞いに
行くと おじさんは とても弱っていて
ひとまわりも小さくなってしまい あの怖さもなく
声もか細くなっていて ・・・

それでも 目を細め 少し涙目になりながらも
よく 来てくれたねっ ありがとう ・・・

僕は、早く病気を治して また八百屋さん開いてよ

そう言うと そうか 俺の弟子になるか?
君なら 近所でも評判良くて 人気者だから
商売繁盛間違いなしだ 君を目当てで女の子も
今日は お兄さん いないの?なんてよく聞かれたぞ!

その後 何度かお見舞いに通ったけれど ・・・

おじさんの病気は想像よりも重症で別の病院へ
そして おじさんは他界してしまいました。

これが 僕の始めての アルバイトの経験でした。

一期一会 人との出逢い 大切な経験
    その時にわからない事でも いつか 理解する日が
      そして どんな事でも無駄はなく 役にたつ事がある。

     
                 Dream star ☆


         




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