僕の経験した出来事。
- カテゴリ:日記
- 2017/03/14 20:55:38
今日の話は高1の頃体験した出来事です。
中学のサッカー部で人気のあった先輩からの薦めもあり
男子校に入学し 髪型をキメて、
反抗期でもあったでしょうし世の中もツッパリが流行して
太いズボン、ボンタンを穿いて細い白いベルト、学生服
学ランの裏に刺繍を入れたり
学生カバンをペチャンコにして通学、駅やマックなどで
仲間と集まり、うんこ座りして喧嘩ばかりの毎日でした。
そんなある日、駅前で友達(ダチ)といると
地元では見かない二人を見かけました。
不良は、まず ガンつけ(ガン飛ばし)から始まり
テメエ、どこだよ!軽い挨拶から始まります。
当時、僕には、相手の学年、年齢は関係ありませんでした。
気に入らなければ、やるのみ!
その二人は、身長も高く身体もガッチリしていて、
初め、年上か?と見えましたが 話してみると同学年で
やはり地元の人間ではありませんでした。
その二人は言葉に訛りが有り、岩手県宮古市から来たそうで
仕事で来ていると言いました。
仕事?詳しく話しを聞くと地元に来ていた販売業者の人に
誘われて仕事を始めたと言うのでした。
岩手県から東京の方へ行ける 彼らも同年代で不良
東京と言う憧れ興味から、その話に乗ったようでした。
知らない土地に来て知り合いも無く 同学年の僕と友達になりたい
喧嘩をする訳もなく、低姿勢で仲良くなりたい姿勢が見てわかり
彼らに地元を紹介したり一緒につるんで遊ぶようになりました。
ある時、彼らが住んでいるアパートに行きました。
布団とTV、ラジカセだけ あとは商売道具?
商売で販売している品物があちこちに転がっていて
その時に、仕事の内容や業者の人の話を聞きました。
それは、公民館や貸しテナントを2日から3日借りて
その場所にお年寄りを呼び 色々な商品を見せ売ると言うのです。
あらかじめ、前日にその地域に行きお年寄りに声をかけて
明日、ここで色々な珍しい商品を見せるよ 是非来て!
いわいる実演販売なのですが、椅子や座布団を用意して
集まったお年寄りに、お茶 茶菓子を振る舞い
まず、業者の人が商品を実演しながら便利さ機能の説明を
言葉巧みに、ジョークを交えて一通り見せる。
次に彼ら 二人の登場です 業者の人から 紹介があり
彼ら二人は岩手県から来ています!まだ仕事に慣れてませんが
どうか 暖かい目で見てやって下さい!と ・・・
彼らも、覚束ない商品の説明、便利さを紹介していくのですが
最終的に2日~3日と言う期限での販売は初めの2日間は
商品を売りません むしろ来てくれてありがとうございますと言い
試供品、サンプルと言い来てくれた人に配りあげます.
最終日の前日、最終日に向けて 工夫があるのでした。
彼ら二人が一生懸命説明している途中に業者の人が泣きながら
集まった人にi言います こんな一生懸命の彼ら見て感動してます
実は、彼らは岩手に病気の家族、親や兄弟がいて
本当なら、高校に通いたいだろうに
こうして私のような者の手伝いをして
稼いでいるんですよ ・・・
こんな坊主たちで何の苦労も見せず笑顔でいますが
本当に家族思いの良い子なんです ・・・
もし もしもよかったら この二日間と言う短い期間でしたけれど
良い商品だと欲しいと感じ思いましたら、
それに、きっと ここにお集まりの方の お孫さんくらいでしょうか?
彼らを助ける、応援する そんなお気持ちで
何でもいいです 1つだけでもいいんです 購入してあげて下さい。
同情から 次々と購入していく人 彼らに おこずかい だと
ティシュに包んだ お金を手渡し 握らせる人
泣きながら、頑張りなさい 応援しているからね と ・・・
最終日には、殆どの商品は完売です
しかし・・・ この商品は 粗悪品 不良品 偽
モノ コピー商品でした。
購入した人が交換や返品をしたくても翌日には もう いません。
販売している商品の金額は 安くも無く高くもないですから
お客は、諦めてしまうと言うのです。
そんな商売に良心が痛み 又 仕事を覚えた今は
業者の人たち(大人)態度や言葉
待遇が変わってきたと言うのです。
そんな話を聞いてから 半月足らずで彼らから連絡もなくなり
心配で気になりアパートへ行ってみると
玄関には南京錠がされてました。
呼び鈴を鳴らし 声をかけると 中に彼らがいました。
僕が心配し想像していた通りの現実が そこにありました ・・・
僕は、彼らに 大体はわかる 僕に任せろ!
とにかく今は何も変わらずに 普通にしていろ
明日、早朝に迎えに来るから 夜中に準備して待ってて
僕は、その日の夜に 父に経緯を話しました。
普段、父親とは めったに口をしませんでした、幼い頃から
父親の存在は特別で夕食のおかずも別で母の言うことを聞かずに
叱られて玄関に立たされ、父が帰宅するまで許してもらえないとか
父親に、僕の悪さを伝えられたりするのを僕は避けたくらいで
怖いと言うか、特別な存在だったのです。
実際には、1度でも手をあげて叩かれたりとか
叱られた事はありませんでした、それどころか・・・
母がお父さんからも叱って下さい 注意して!と言われても
まぁまぁ 男の子だから そういう事もあるだろ
俺の子供の頃は もっと叱られるような事をしたもんだ ・・・
と笑い 僕を母より庇ってくれるような父でした。
父は 話を黙って最後まで聞き そうか わかった!と言い
明日の朝、早いぞ 今夜は早く寝なさい 心配するな 大丈夫だ
そう言い 真剣な顔から ニコッと笑い おやすみ と言いました。
翌朝、父に起こされて父の車でアパートへ向かいました。
アパートに着くと父は案内しろ ここだな アパートの玄関の南京錠
室内に彼らしかいない事を確認すると いつ準備していたのか?
南京錠を壊し 彼らを部屋から出してくれました。
父は何も打ち合わせしたり、頼んでもいないのに
彼らを車に早々と乗せると特急が停車する別の町まで車を飛ばし
ここで待ってろ!
1人で駅に行き彼らの乗車、特急切符とお弁当を購入し
車に戻って来て さあ 行こう!
4人で特急が入るホームへ向かいました
お前たち、金あるのか?
これで自分たちが飲む飲み物や心配してくれている
家族に、何か買って帰りなさい。
俺の子と仲良くしてくれて ありがとう
帰って落ち着いてから もし こっちに来る時があれば
遠慮なく来なさい この子も きっと喜ぶから ・・・
彼らは 何度も ありがとうございます そう言うと
この事は、昨夜 息子から相談 聞かされた事で
俺は、息子の父親として お手伝いしただけだから ・・・
礼を言うなら この子に してあげなさい。
きっと勇気を持って 行動した事だろうから
もう悪い大人に騙されるような事はするなよ
お父さんお母さんを泣かすような事はするものではない
いいな!
彼らが泣きながら 列車に乗り走り出すのを見送り
僕も 泣きそうになっていました。
父は 救出作戦まずは 大成功だな!ニヤッと微笑み
さて、お前は どうする? あの子たちのいた業者の奴に
何か聞かれたり 脅されたり するかもしれんぞ ・・・
僕は、何も問題ないさ 怖くない
そうか 俺の子だからな そう言い また真剣な顔してました。
人生 一期一会 出会いは偶然ではなく
その人間に意味ある 経験と言う試練でもある ・・・
Dream star ☆
ルルの(最新の)ブログ記事からも判(わか)りますように、明朝、予想を覆す早さでの早期退院が出来る運びと相なりました事のみ、ご挨拶の気持ちと両々相俟(ま)るカタチで、誠意 お伝えさせて戴きます。
なにぶん甘える様ですが、重ね重ね・明日以降のルルの "一心不乱な(現役生での)司法試験合格!に懸(か)ける姿"を、ひたすら持ち前の温かな眼(まな)差しと理解力とで強力に後押しして下さいませ!