Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌747号

   今日はいい天気です。
 木曜日は生ゴミの出す日。私の棲んでいるところでは1班から10班まであって、それぞれの班でゴミ出しの管理をしている。私の家は10班で5所帯でゴミのネットやビンカンの箱の整理をしている。分担期間は半年に1回。去年まで担当する期間は1年だったが、1年は長すぎるというので半年交代になった。どこの市町村でも同じことだろうが、生ごみのネットはカラス対策からきている。カラスの被害さえなければ、ネットで生ごみを覆う必要はないのだが、カラスに生ごみを食い荒らされるために仕方なくネットを被せている。

 カラスも生活していかなければならない。生きていくために生ごみをアサリに来る。森や山では餌がないのだろう。そういえば、田圃が少なくなった。私の小学校の頃は2~3分も歩けば、田圃が広がっていた。大きな池もあった。初夏になれば、カエルやザリガニが獲れた。メダカも泳いでいた。ヘビもいた。田植えが始まると、周辺が緑になり、夏の太陽が眩しかった。ところが、今では池もなくなり、跡地に住宅が建ち並び新しい街ができた。周辺の農家の皆さんは田圃に出掛けることもなく、田圃には個人の住宅や賃貸、分譲マンションが建っている。農家という地主がマンションやアパートのオーナーに変貌してしまった。時代は変わった。これが戦後の経済成長の結果である。私の家は農家ではない。時代の恩恵にも恵まれず、単なる普通の退職サラアリーマン世帯だ。

 結論から言えば、カラス君は田圃のタニシや虫を食べていたのだが、カラスの食糧となる生物がいなくなり、やむなく生ごみをアサリに来ているわけである。




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