Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌748号

   今日は図書館へ行く。
 公園でも一回りしてくる。クラウゼヴィツ『戦争論』(岩波文庫版・篠田英雄訳)の中を読み終えていないので継続して借りられるようにしてくる。誰かが、この本をリクエストしていたら、継続借りは出来ないが、恐らく誰も興味を抱いている人はいないだろう。読書というのは時代、年代によって関心の持たれるジャンルが変動していく。19世紀前半の書物なのだが、今なお読者がいるということは価値ある書物と考えるからである。

 最近、国会でも「戦闘」という言葉の解釈で議論が行われた。クラウゼヴィツは戦闘について極めて重要な位置づけをしている。曰く、「戦闘は本来の軍事的行動である。」と。「戦闘は即ち闘争であり、この闘争の目的は敵の撃滅もしくは征服である。なお、個々の戦闘において敵というのは、我が方に対抗する相手の戦闘力にほかならない。」と言っている。南スーダンに派遣されたPKO部隊の活動日誌が破棄されたとか、出てきたとか、日本の法律に書かれた意味での戦闘行為ではないとか、こんなトンチンカンなやり取りをしていて、大丈夫なのだろうかと思う。

 「頭隠して尻隠さず。」という諺があるが、書類がないから行為もないという強弁は許されない。もっと真剣に事実と向き合わないといけない。あったことも無いというのは、隠蔽という次元ではない。体質や資質さらに思考方法の根本が問われるのではないだろうか。クロは黒とはっきりと言わなければならない。それを灰色に誤魔化す術を研いているようでは、一種のペテン師である。芥川龍之介の『藪の中』という小説を思い出した。犯人は誰か分からないとしたいのか。姑息なり。

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2017/03/17 16:29
もう、小説以外、自己啓発本の流れは、解った。

又吉が、第2作を、発表だ。絶対に、揃えて(そろえてやる。




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