ゴタぴょんの日記2013年4月7日 Ⅲ
- カテゴリ:日記
- 2017/04/01 05:33:49
4月7日(日)
Ⅱからつづく
「 午後9時には、
もう、出て来られるでしょう。」
ドライバーさんに、そう言ったのは、午後8時30分。
あれから、時間は過ぎ、只今。午後9時30分。
「 どないなってんねん。」
ちょっと、のぞきに行くことにした。
法善寺と寿司屋との路地から
その店の裏手に出られます。
膝元の高さに、細くのびたガラス窓から、
店内を、そっと、見渡すことができます。
( うーむ、お客様、
ご機嫌のていたらくで、
会話がはずんでいるご様子。)
もう、30分ぐらいは、かかりそうである。
車に戻り、ドライバーさんに、経過報告。
「 あれ? ドライバーさん、お食事は?」
「 いえ、私はいいんです。」
「 え、大丈夫なんですか?
コンビニで何か、買ってきましょうか?」
「 いいんです。ほんとに、おかまいなく。」
このとき、ようやく電話。
トレーシーさんからです。
トレー
シーさん : Hi Gota san.
We've almost finished the meal.
Please come over.
( もう、食事終わりますので、
いらしてくださいな。)
行ってみると、隣に座っていた日本人カップルと、
すっかり仲よくなっていて、
「 この人たちの分も、
お近づきの印に、食事をおごりたい。」
と、言います。
その日本人カップルは、天神橋で、
小料理店を経営する若夫婦で、
きょうは、定休日(日曜日)で、
ここに遊びがてら、食事に来たとのこと。
それはいいのだが、やはり、
ミシュランの推す高級料理店のこと、
食事をおごるといわれても、
今しがた知り合ったばかりの人から招待を受けるには、
抵抗がある。
これをいかに、スムーズに解決するか、
こんなところまで、通訳ガイドの仕事かいな?
説得しやすい側に、つくことにした。
で、
日本人(藤沢さん・・・だったかな?)夫婦の方を、
言いくるめることにした。
「 あのね、この人たち、
何度も、日本に来ているんですけど、今夜始めて
あなたがたと、お友達になれて、
おおよろこびなんですよ。
どうか、気持ちを汲んでやってもらえませんか?」
「 それじゃ、こうしましょう。
今度、日本に来たら、
必ず、声をかけてくださるように。
そのときは、私たちが招待するのよ。」
それで、ようやく両者、納得。
気前よく、全員の分をお支払いになって、
お店の方も、恐縮してしまい、 ゴタに
「 きょうは、ほんとに、すみません。
どうもありがとうございます。」
「(いや、金は私が出したのではないので・・・)
どういたしまして。」
長い大阪の夜は更けゆくのでした。
きょうも、午後11時、ようやくホテルに帰還です。
報酬金には、色が添えられていました。
もちろん、空白の2時間分も引算なしでした。
明日は、午前10時30分迎えとなりました。
おしまい
ゴタぴょん