ゴタぴょんの日記2013年5月5日 Ⅴ
- カテゴリ:日記
- 2017/04/06 06:41:55
5月5日(日)Ⅴ
Ⅳからつづく
【石部小路】
下河原から石部小路を歩きます。
ここは、石畳の路地。
京風情のある一角に、料理屋。
お昼は野菜の煮物の定食。
おひとり3500円。
この値段を見ては、
平野屋(いもぼう)が懐かしい。
(ああ、愛しのいもぼうよ、今いずこ?)
て、あほか。さっさと
円山公園に戻って、食べてこいや。
さっさとせい。お客様はハラペコだ。このさい、
「いそべ」
でもええで。「いそべ」に「いそげ」
ヾ(@^▽^@)ノ
シャン
タルさん: Gota san,
what do they serve to us
in this restaurant ?
ねえ、山田さん。
ここ、何のお料理のお店?
ゴタ : Boiled vegetables in a sweet broth.
They serve it as a table set.
野菜の煮物。定食ですわ。
シャン
タルさん: Can we go in ?
入れるの?
そのとき、お店の方がお出迎え。
「ようこそ、いらっしゃいませ。」
「いらっしゃいました。」
ゴタ : I'll eat at other place
because I cannot afford to it.
Please go ahead.
とてもここで食べる身分じゃありません。
よそで食べますから
みなさん、ここでどうぞ。
アウルさん : Oh, please Gota san.
we invite you.
何をおっしゃいますか、山田さん。
招待しますがな。
入って見た。
カウンター席である。
奥様は、座敷をご希望。
「 夜の懐石用なので、昼間は座敷は使えない。」
のだそうです。
このとき、店を変えるチャンスはまだあった。
「古都梅」
なら、座敷の部屋を用意してくれるのに・・・
時はめぐり、また夏が来て・・・
そうして、いつしか、
店を変えるチャンスを失って、このまま
ずるずるこの
「野菜の煮物」
のお昼になりました。
出汁は、昆布と鰹、あとは、秘伝の隠し味。
スープは最高。
でもな。ひとつ、頭が沸騰したことがあった。
何か?その後、また一組のお客様。
同じく、カウンターに。
また一組。
「 すみません。もう満席でして・・・」
「 お座敷に上がってもらいなさい。」
このやりとりを耳にしては、
心おだやかではありません。
何ちゅー店や。パカにするな。
お客様は、日本語がわからないので、ニコニコ。
( ああ、笑う門には、福来たる。
これは、真実の教えだとも。)
どうしよう。ゴタよ。
知らぬ存ぜぬを決め込むか?
Gota kept innocent taciturn silent and patient.
でもな。心に誓った。
私は誠実な店が好きだ。そうでないのは嫌いだ。
奥様には、黙っておきました。
だって、知ったら、悔しいだけで、他に何もない。
Ⅵにつづく
ゴタぴょん