二人の一人芝居
- カテゴリ:小説/詩
- 2017/04/27 14:14:41
わかっていた
あなたの心が彼女にしかないことを
その目が彼女を追って
そして足元を見ることを
そこには片思いしかなかったことを
わかっていた
君が僕を見つめていることを
彼女を好きな風に勘違いしていることを
いつも下を向いてばかり
僕に目を向けてくれないか
桜が散って
あの道にはもう行かない
二人で行きたかったけど
きっとあなたは彼女と一緒
だから一人で行ってきたの
葉桜になった季節
まぶしい光が辺りを照らす
僕は誘い損ねた
君に見せたかった桜並木を
こんな後悔はしたくない
ばかね
こんなに思い詰めても
彼には届かないのに
あきらめって言う文字が嫌いなのか
もう行き詰った交差点で
ばかだね
彼女は友達の恋人さ
僕の想いは君に伝わらないのか
あきらめきれないこの想いを
どうやったら届くのだろう
ここにいさせて
何もわがままは言わないから
あなたのことを見させて
欲しいものは何もない
ただ気持ちを伝えたいだけなの
さあ手を出してごらん
僕が立たせてあげる
驚く君の眼の中に
僕が入りこんであげる
そして青葉の蔭に隠れよう
そうですね。多くの花がきらめく春に、心を洗って、旅たつのもいいですよね。
俺の心の中を見透かされてるよう。笑
5月、何もかも新しくして心機一転頑張ります。