2日前、気付くと製菓材料置き場にレーズンの300ｇ入り袋が鎮座ましましています。
あ、あれっ、ラムレーズンのパウンドケーキはお高くなるからもう焼かないのではなかったのでは？
　（毎度お馴染み、パウンドケーキを焼く日（2017年5月12日付）
　　　http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=655889&aid=64196185
　　をご参照下さいませ。）

「あのレーズン、どうすんの？」
「ん。（弟）ちゃんがあれ（ラムレーズンのパウンドケーキ）が美味しかったって。
　次（父の誕生日。5月下旬です）もあれ焼いて」

そんな無茶振り……。

「ラム酒は？」
「明日買（こ）うてくる」
「あのね、おかーさん。
　ラムレーズンは丸3日間（レーズンをラム酒に）漬けとかなあかんの。
　そして焼き上がった後（ケーキに）シロップ塗って丸1日寝かせるの。
　おとーさんの誕生日を過ぎて出来上がったんでよかったら、焼くけど？」
「ん～～。
　じゃ、おとーさんの（誕生日）はマンゴー。
　その次（母の誕生日。6月上旬です）なら間に合うやろ？」
「ん」

そんな訳で、今回はマンゴーのパウンドケーキに戻りました。


いつものとおり、我が家でパウンドケーキを焼くときは、
18ｃｍ丸型とエンゼル型1つずつの2ホールを焼きます。
材料は、
　バター（マーガリンで代用）・砂糖・全卵・薄力粉　各250ｇ
　ベーキングパウダー　3ｇ
　水飴（蜂蜜で代用）　50ｇ
　マンゴー缶　1缶
　バニラエッセンス　10滴ほど　（ラムレーズンのパウンドケーキでは使用しません）
です。

計量しますと、マーガリン（バターの代用）が50ｇ程足りません。
レシピの、実に5分の1の分量です。
2日前、きちんと
「マーガリンは250ｇ使うよ。前回開けた箱は320ｇ入りやったから、70ｇしか残ってないよ」
と申したのですが、
「使い掛けがもう1つ有るけん。合わせれば足りるやろ」

足りませんがな。

しばらく考えて、足りない重量分はサラダ油を足しました。
サラダ油だってれっきとしたケーキの材料です。ただし、シフォンケーキの。

マーガリン：サラダ油が4：1のパウンドケーキもどきは、
砂糖と蜂蜜（水飴の代用品）を合わせてかき混ぜる時点（生地作りの一番目。全卵を加える前の工程）で、
と～ってもクリーミーになります。
おおおっ、これは……これはもしかして、怪我の功名？
しかし、焼いてみますと思ったより膨らみません。
型から外したときの生地の具合も、なんだか弱々しいような……
（そりゃ、「絹織物のように軽い食感」が売りのシフォンケーキに使用するサラダ油が入っている訳ですから）。

焼き上がった生地に塗るシロップは、
マンゴー缶でマンゴーの果肉が漬かっているシロップを何も手を加えずに、ただ煮詰めたものにしてみました。
あれ、かな～り甘いの。
甘味という点では砂糖を足す必要は全く無いと思うのですが、
砂糖の何らかの性質がシロップ作りに必要だということでしたら、
今回はあまり芳しい出来上がりにならないような気も……。


果たして明日。
まともなパウンドケーキは出来上がっているのでしょうか？
いいのかしらん？　お誕生日のケーキがそんな試作品の具現化のようなシロモノで。