Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


別れ


思い出話はもういらない

今のことだけ考えたい
それでも振り返るのはなぜ
最後に抱きしめてくれたあなた
どんな心でそうしたの


もう聞けない足音
あなたの影も薄く
そうしてやがて忘れるのだろうか
でもあの抱擁だけは忘れない
あなたの目も涙雨


心過ぎるまで泣いた
あなたのことを忘れるために泣いた
そんなことをして忘れられないのに
一時の遊びじゃなかったのに
本当に愛していたのに


あなたのやりたいことには口出ししない
やがてあなたが返ってきたとして
私はどうなっているのだろう
平凡な暮らしをしているのだろう
あなたを待っていたかもしてない


あなたのことが書いてある日記も捨てた
もらったネックレスも捨てた
たった1枚の写真が辛すぎる
胸に秘めておこうか
迷う心が恨めしい


まぶしい空が戻ってきて
やがて雨の季節になって
照りつける太陽が雲をはらって
そうして月日は流れていく
そうして私のことも忘れていく

思い出は欲しくない
今日の幸せだけを抱きしめたい
たった1枚の写真も捨てよう
そこにこもるのは涙ばかり
この日を捨てたら明日に向かおう


さようなら あなた
愛していたけど行ってしまった
私も愛を探しに行こう
まだ後ろにあなたはいるけど
振り返らない心がせなかを押す







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