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シン・ドラマ汁


小さな巨人 感想文

小さな巨人 第7回
TBS 日曜夜9時
▼鉄骨ェ…
前回、江口は銃殺されたものとばかり思い込んでいましたが、今回見てみると、鉄骨が落ちてきたからでした…
そりゃ火薬残渣とか出ないよね!w
そして、山田が逮捕されましたが、どうも捜査一課は最初から山田を疑ってなくて、
なかなか解放されませんでしたけど、真犯人として学園の経理・横沢を追っているようです。
山田の証言から、鉄骨が落ちる音がして江口が倒れていたのを見た後、何者かに背後から襲われ
スーツを着た男が走り去っていくのを見たということでしたので、犯人はほぼ間違いなく男でしょう。
また鑑識の捜査により、現場に落ちていた毛髪が、横沢のものであることが分かりました。
毛髪から本人を特定するには、毛根がついているものが3本程度は必要で、ちょうど3本ほど
現場に落ちていたことから、あまりに出来すぎている…と香坂は感じました。
また横沢は、江口と協力して学園の不正を暴こうとしていたはずで、江口を殺す動機はありません。
ところが捜査一課では、江口が横沢の横領を暴くため、学園で内偵捜査をしていたということになっているのです。
何故こんな食い違いが生じているのか。
いつものように「所轄は指示があるまで待機」と言われているのですが、香坂は独自に捜査に乗り出します。

▼1本のボールペン
山田の持っている情報が必要だと、香坂は山田の父の官房副長官に直訴し、山田を解放させます。
山田は、江口から学園の不正にその父が関わっているかもしれないと言われ、
確かなことが分かるまで、香坂に伝えることができなかったとのこと。
取り合えず彼らは、学園と警察の両方から捜査を進めることにします。
学園ではロッカー室にボールペンが落ちており、香坂はそれを鑑識に回します。
警察では、誰が江口を学園の内偵捜査に送り込んだのかを調べますが、
捜査二課は何も知らず、江口が最後に所属していた人事課にはツテもなく、あわや暗礁に乗り上げそうです。
ここで、ボールペンから元捜査一課長で学園に天下りした富永の指紋が検出されたことがわかりました。
ボールペンが落ちていたロッカー室には、富永のロッカーはありません。
富永は捜査一課長になる前は鑑識にいたそうで、知識は十分あり、ロッカー室へは
横沢のタオルから毛根のついた毛髪を入手するために入ったのかもしれないと、香坂は推理します。
ところがここで、富永本人から横槍が入ってしまいます。
富永はボールペンは事件3日前に持ち物検査を行った時に落としたものだろうと言うのです。
そして小野田に、元捜査一課長を引っ張るには、200%の確実性が必要だと言われた香坂は、
その証拠を持ってくると見得を切るのです。

▼1枚の写真
香坂に協力的だった渡部は、海千山千の小野田に言いくるめられ、香坂を止める立場に回ってしまいます。
小野田は、香坂や山田に何もさせないのは、優秀な彼らが失態を犯して二度と本庁に戻れなくなるのを
防ぐためだと言うのですが、どうにも嘘っぽいw どちらとも飛ばしたのは彼自身ですからね。
まだまだ小野田の手練手管を知らない渡部は、くるりと言いくるめられてしまったのです。
しかし香坂の熱い説得にほだされ、1晩だけ捜査を許します。
そこで香坂たちは学園の学生たちに当たり、ついに富永が映った1枚の写真を入手します。
その写真は富永が学園から帰ったという時刻の1時間半後に学園内で撮られたもので、
しかも胸元を拡大すると、ロッカー室に落ちていたボールペンがポケットに挟まれていたのです。
香坂はこの写真を小野田に見せ、富永の任意同行の許可をもらおうとします。
すると小野田は自ら富永を任意同行で引っ張りました。
その間、祐里が以前の上司だった監察官の柳沢から、江口を学園に潜入させたのは、
小野田本人であるという情報を得たため、香坂たちは動揺します。
間髪をいれず、富永が証拠不十分で解放されてしまいます。
これは捜査一課長が富永は事件に無関係であると判断したということであり、事実上の無罪判決になると言うのです。

▼内偵捜査の目的とは
不思議なのは、何故富永は小野田に内偵捜査をするように要請したかということです。
元々不正を行っていたのは自分と学園長であり、内偵捜査でその不正が暴かれる危険性は高いですよね。
そこで私は1つの仮説を立ててみました。
学園長たちの不正に気づいた横沢は、彼らを告発するため証拠を集めようとしましたが、
逆にそれを学園長たちに気づかれてしまいます。
横沢を穏便に処理するため、富永は横沢に横領の罪を着せようとし、小野田に内偵捜査を頼みます。
ここで富永は、小野田が派遣する刑事が、自分の思い通りに動いて横沢を逮捕してくれることを期待しました。
そして江口が派遣されてくるわけですが、江口は横沢から学園の不正を知らされ、
正義感から横沢の味方をして告発を手伝うことにしたのです。
そして横沢は富永に消されることを恐れ、江口と共謀して逃亡しました。
一方富永は、横沢が失踪したことで、横領の罪を彼に着せることが容易になりましたが、
意図せず江口が横沢の味方についたことを知り、横沢による告発を防ぐためにも、江口を消すことにした…
といったところでしょうか。
小野田は富永とズブズブの関係に見えますが、江口に富永の意思が伝わっていなかったことから、
ひょっとしたらまた、事件に関係していない可能性もありますね。
まあまだ豊洲編は2回目ですし、これから明らかになる事実もあるかもしれないので、
この推理にあまり自信はありませんけどねw




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