おんな城主 直虎 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2017/06/05 16:48:48
おんな城主 直虎 第22回「虎と龍」
NHK 日曜夜8時~
▼盗賊団がやってきた
今回は、龍雲丸率いる盗賊団が、井伊谷に樵としてやってきた話でした。
彼らは仕事が速いだけでなく、船乗りや山師など様々な専門知識を持つ仲間がいて、
能力集団としては申し分ないのですが、何にせよ盗賊ですから、見た目はよろしくないし、
言動もそれなりで、なかなか井伊谷の雰囲気になじめません。
当初は龍雲丸が仲間たちに「絶対盗みはするな」と言い聞かせていたため、
大したトラブルもありませんでしたが、田舎暮らしに慣れていない盗賊たちは、
賭場を開いたり、女性を追いかけたりと、次第に手に負えなくなっていきました。
井伊谷の領民たちは、何か悪いことがあるとすぐ盗賊たちのせいにしたりして、
逆に盗賊たちも居づらくなっていったのです。
そしてついに、切り出した木を盗もうとする輩が現れました。
龍雲丸は叱るのですが、何もしていないのに盗賊だからと偏見の目で見られることに、
嫌気がさしていた仲間たちの気持ちを汲み取り、直虎にこれまでの稼ぎをもらえるなら、
自分たちは出て行ってもいいから、どうするか決めてくれと言うのです。
直虎は盗賊たちの能力を買っていたので、できればこれからも関係を続けて行きたいというのが
正直なところでしたが、次から次へと起きるトラブルや、領民たちの気持ちも無視できず、
困った挙句に、盗賊たちを宴に招待することを思いついたのです。
▼猪の宴
直虎は、中野と百姓たち数人に、盗賊団とともに猪を狩ってくるよう命じました。
宴に招待するというのに、何故招待される側が猪を狩らないといけないのかと、
最初は盗賊たちは不満げでしたが、武士・百姓・盗賊というまったく身分も育ち方も違う人々が集まり、
1つの目的に向かって協力しあうことで、次第に絆が生まれてきました。
残念ながら猪を取ることはできなかったのですが、彼らは笑顔で帰ってきたのです。
そして宴では、女を追いかけた少年は、実は落としたお守りを返そうとしていたことがわかったり、
盗賊に飲まれたとばかり思っていた百姓の酒は、実は近所の仲のよい百姓に飲まれていたりなど、
誤解が次第に解けてゆき、日が落ちる頃には皆仲良く杯を交わすようになっていたのです。
今の飲み会と同じですよね。
最初からこうしてればよかったんですよ。
一方、以前龍雲丸たち盗賊団から、領内の木を盗まれた近隣の領主・近藤康用が政次を訪れました。
井伊の材木を切り出しているのが、盗賊団なのかどうかを確かめにきたようです。
これはまた、一波乱ありそうですね。
▼くすぶる煩悩
直虎は、これまで龍雲丸のことを男として意識したことはなかったはずですが、
南渓に愛人にしようとしていると誤解されたのをきっかけに、逆に意識するようになってしまいます。
尼僧ですので男とは没交渉ですし、気持ち的にも今までは直親一筋だったはずなのですが、
直親に隠し子がいたことが分かってから、気持ちが冷めてしまったのでしょうかね。
考えてみれば、今現在イケメンと言えるのは、龍雲丸を除くと政次と傑山くらいですからね。
しかし直虎は恐らくどちらとも男としては見てないでしょうw
政次は何度となく結婚を迫ったことがありましたけど、嫌がらせと思ってましたしね。
南渓と今川氏真もイケメンと言えなくはないですが、ジジイとおぼっちゃまですしねw
当初はイケメン大河とか言われてたのに、どうしてこうなった…。
ま、とにかく龍雲丸のようなイケメンが現れたわけですから、気にならないはずがない、
というか、これ全面的に南渓が悪いですよねw
思いも寄らず、直虎に芽生えてしまった恋心の行方は、どうなるのでしょうねぇ…。
▼盗賊は二度 仏を盗む
次回のサブタイがこれなんですが、分かりづらいけど多分「郵便配達は二度ベルを鳴らす」ですね。
元ネタとなった方は、かなり不謹慎なストーリーのようですが、内容にはまったく関係ないんでしょうねw
たまに本編見た後で、予告であそこまでやっちゃうのはないよなとか、
ここだけ切り取ったのかよとか思うことあるでしょ。
今までの話からして、盗んだのは龍雲丸ではない、もしくは
盗んだとしても何らかの理由があったのではないかと思うな。
でも、仏像は寺のご本尊で、本来、ご本尊が置いてあるような所で懐に入れているように見えたけど?
手下が盗んできて、それを渡されただけの可能性もあるけどな。
気になるのは、仏像を盗んだのが本当に龍雲丸かどうかなんだよね。