だから、時間がかかる。時間をかける。
- カテゴリ:日記
- 2017/06/29 13:42:26
Facebookに5年前に投稿した文章が上がってきました。
その、追従したり 執り成したりしていたかのような女性、彼女のほうが、どんどん行動がおかしくなっていったそう。自分を「やさしい 親切な人物」と見せてくれていた存在が職場からいなくなることで、よりどころを失っていったのかもしれない。
友達は言った。
「いいことをするひとが、必ずしも いい心を持ってるとは
限らないんだよねぇ・・・
ヘンな人らやったけど、いっぱい学んだわ。。。」
第一印象は、あてにならない。
もうひとつの たとえ。これは私自身の経験から。
インターネットでの付き合いは、今でこそ ウェブカムやら 画像添付やらイメージをたくさん 付け加えることはできるけど
文字だけでのやりとりだったころは、まさに 文章が判断材料の全てだった。
なにかしら 楽しくなるようなトピックをたてるひと
いつでも 重箱のすみをつつくような 文句ったれのひと
ユーザーネームを複数使い分けて 別の人物になりすまそうとする人
17年前も今も、さほど 変わらない。
アメリカ人の輪の中にいると議論になったら、日本の比ではないのだけどそういうときにこそ、ベールがはがされ、そのひとの地金が見える。
第一印象と かけ離れてしまうひとも少なくない。それは いい意味でも、悪い意味でも。
そんな掲示板に、たまにしか 投稿しないけど書けば必ず批判的で、若い人へも容赦ない人がいた。
(・・・なんなんだ、このひとは。。。)
一度、私が仲良くしていた女の子が、攻撃されていたことがあってよほど、一言いってやろうか、と思ったのだけど
女の子(当時 12,3歳)は、とにかくひたすら 低姿勢に出て自分が何をしたのか 覚えがないけど、とにかくあやまるから!と、謝り続けて。。。とうとう、相手の心を 軟化させることに成功した。その子の邪魔をしたくなくて、私は見守っていたけど、天晴れだった。一方で、その手厳しい女性、いったいどういう人なんだろう、と気をつけて見ることにした。
正論なんだけど、手厳しい。
なんでだろう・・・・この人の背景には、どんなストーリーがあるのだろう
2,3年たつうちに、ある日、名指しで(!)私に話しかけてきた。
(ひえー。どうしよう!怒らせたら面倒だぞ。。。。)
その場は私との会話に満足した様子で、それからあまりそのひとをみかけることは なくなっていった。
同じころ、同様の別のHPで、そのひとと、全く同じ名前の人とあった。
前の掲示板でも 一緒だった人が何人もいたけど
こちらの人は、名前が同じなだけで、全く印象がちがっていろんな人に親切だった。他のメンバーに、聞いてみても「全然キャラクターが違うし、別人だと思うわ。まさか」という反応だった。
やがて、メールだけじゃなくて 親しい人とは 住所も交換してクリスマスカードを贈りあったりするようになった。
ある日、その人から、サプライズギフトが届いた。心のこもった手書きのカードと一緒に。
でも、私には 確かめないといけないことが、あった。
他の誰一人気付いてないけど、この人は、あの人と同一人物だ・・・つぎつぎとHNを変えて 批判的な文章を書いていた、あのひと。
サプライズギフトのお礼メールを書くときにそのひとにしか わからないであろう要素をいれて反応を待った。
(別人であってほしい・・・)
同一人物だった。
やんわりと、訊ねた。なぜ、あんなにHNを変えて批判していたのか。
しかも批判の内容が 複数のHNを使ったなりすましの人に対する叱責だったので。
返事を読んで、納得できた。理由があったのだ。
そして、さらに 何年もかけて、私は彼女のストーリーを共有していくことになる。
炎のような試練をくぐりぬけて来た彼女。
生まれ育った環境の影響で、人を信じることが難しくなっているそれは 自分の欠点なのだと。
でも、この私を 文章だけの世界で見て
信頼してもいいかもしれない、と 思えたと。
・・・彼女の担う重荷は、あまりに大きくて疑い深いひとなら、作り話ではないか、と思うようなことが
次々と連続して起こっていた。
現実に、そう思われて 批判されたことも 数知れなかったようだ。
もう、傷つきたくない。
人の重荷になりたくない。
折角友達になった人に重荷を負わせたくない。
いつもいつも、トラブルがあるときには、口をとざして 連絡が途絶えてしまう彼女。
そのうち、「便りがないのは 良い便り」は、このひとには通じない。と悟り
連絡が途絶えたら、「なんかあったのじゃないか」と
追っかけていって、その重荷を解くことを求めていった。
「辛いときに、聞いてあげる耳ももたないなんて、
なんのための友達なの。
大きな荷物は、一人では運べないけど二人なら運べるかもしれないよ。
わたしに手伝わせて。」
小学校の給食当番、重いバケツを運ぶのに、二人で運んだように。
10年の月日がたって彼女は 二人といない 大切な存在になった。
彼女を第一印象だけで決め付けてしまわないでよかった。心からそう思う。
この経験があるから、私の人間関係には時間がかかる。
違和感を覚えても、
かみ合わなくても、
それは最初のうちだけではないか、と、そう思って
忍耐し続けてしまう。
確かに、はっきりと無理、とわかったときには
きっぱりと 手をひくけれど、心痛む。 でも、離れていかないと 残せないメッセージもある。離れても、祈ることはできる。遠くから。そうやって手放していくのだ。
そうなんだよねえ、会って話すと、
言葉以外に顔の表情、声の調子、しぐさ、
たくさん情報が得られるけれど、それがないからね
嘘かどうかっていうのは、
しばらくつきあってると、インターネットでのやり取りのほうが
現実の世界より早く気がつくところもあると思うわ。
響ちゃんのところにも、色んな人が集まるのは
文章から本質が見えるから、
恋愛相談したくなる人も多いのかも^^
私も今年になってから、また新しい友達が増えました。
ベトナム戦争の帰還兵で、空軍のヘリに乗ってた、
今もPTSDと闘う人とか。。。
どの人も、その人にしか語れない何かがあって
そんな話をされると え?私でええの???と面食らうこともしばしば^^
でも、一生懸命聞いて答えて、そうして人間関係ができあがってく。
現実の世界と同じです。(インターネットだと地域に広がりが出るけど、違いはそこぐらいかな)
FBからコピーしたのを削ったりしたら、
改行とかおかしなことになってました。。。
読みづらいのにしかも長いのに読んでくださってありがとう^^
三浦綾子の小説のキャラクター。。。。。
(ひつじが丘と 氷点と 塩狩峠くらいしか読んでないので^^;)
小説には小説家の人生観や人間の見方が出ますもんね。
大切な友達は、貴重だから大切。。。ほんとね、ほんとにその通り。
長く留守にしてても、書いたら読んでくれてコメントもくれるトシraudさん
私には、とっても貴重で大切なかたです^^ありがとう。
現実の会って会話しての関係より難しいと感じます。
疑い始めたら何もかもが嘘のようにも思えるし
そうなってしまったらネットでの人とのコミュニケーションそのものが
嫌なものになってしまうし・・
普通に仲良くしてきたと思っていた人に急に手のひらを返されることもあるし
特に親しかった訳ではないのに
急に恋愛相談なんかされて面食らうこともあったり
でもまぁ、現実の世界で面倒な人間関係をなるべく避けて通ってきてる自分は
たまには苦労しなさいよって言われてるのかもしれないです。
モチロン、愉快じゃない事は少ない方がいいけど
これからもあまり構えずに(だけど注意深く)ネットでの人付き合い
していきたいです^^