Nicotto Town


銀色羽毛のblog


シーヨク FTGFOP1を開封しました

先月30日に、シーヨク FTGFOP1を開封致しました。
  http://www.lupicia.com/shop/g/g12401014/
このURLは存在しますが、既に商品情報は削除されています。
今年産の商品ページはこちらです。
  http://www.lupicia.com/shop/g/g12401129/

このお品はシーヨクの春摘み紅茶(ファーストフラッシュ)。
2016年産は50g 2380円でした。今年は2500円。
値上がり分は為替レートの関係かしら、市場での相場のかしら。
昨年末に購入した「お茶の福袋」の詰め合わせ商品の中で、2番目の単価を誇る高級品です。
とうとうあけちゃいましたよ、どきどきどきどき。


シーヨクはインド・西ベンガルの紅茶の名産地、ダージリンの茶園。
インドとネパールの国境近くに位置し、標高は1,100mを超える……とのことです。
ところが、ぐぐる先生にお伺いしてもシーヨク(Seeyok)という名の茶園は引っかかってくれません。
セヨック(Seyok)茶園でしたら在るそうです。
  https://www.google.co.jp/maps/@26.9347921,88.1421501,14z
上記条件に合致しますし、ここのこと、なのでしょうか……?


世界三大銘茶の1つダージリンは、収穫時期によって更に3種に分けられます。
 春摘み(ファーストフラッシュ)
 夏摘み(セカンドフラッシュ)
 秋摘み(オータムナル)
それぞれに特徴のあるダージリン。
ファーストフラッシュは、日本ではちょっと不遇です。

ファーストフラッシュの特徴は初摘みの瑞々しさ。
水食(すいしょく)はかなり淡く、爽やかな口当たり、なのだそうですが……。
紅茶ですのに「緑茶のような」と評されてしまいます。
さて、そうしますと。
日本に入ってきた途端、紅茶はかなりお高くなってしまうという現実が横たわっています。
(その昔、1年間の英国留学を果たしたネットのお知り合いが、
 英国の紅茶のお値段を見て、日本でのそれをブログで嘆いていました。)
もっとお気軽に喫める価格帯で緑茶が多く出回る日本に於いて、果たして、わざわざ
「緑茶のよう」と評されてしまうお高い飲料を喫もうとする方は、どのくらいいらっしゃるのでしょうか……?


ともあれ、なにぶん、福袋の中で2番目にお高いお茶です。
じっくり味わってみましょう。

シーヨクはダージリン・ファーストフラッシュの中では、
果実のような香りの、どちらかと言うとしっかりした味わいの紅茶ようです。

開封した途端、豊かな香りが広がります。
フレーバードティには香料で着香した物が種々在りますが、
そういったものとは全く違う、えもいわれぬ、もっと自然な香りです。
葉の色はとても淡く、白っぽいと言ってもいいくらい。少々小振りです。

お湯の温度は85-95℃と、控えめ。
(沸騰させる前に火を止めなくてはいけないので、ちょっと気を使います。)
浸出時間は2-2.5分と、葉っぱが全く刻まれていない割には速めです。

お湯を注いだだけで、良い香りが立ち上ってきます。
水色(すいしょく)は淡く、どちらかと言うと緑茶に近いかも。
口に含むと、まず、香りが口一杯に広がってきます。
味はすっきりとして淡めでした。こういう味の紅茶もあるのですね。
この点も確かに緑茶っぽいかも。
母も喫み易いと申しております。

ファーストフラッシュには、軽発酵で緑茶に近い物も少なくないそうですが、
まさにこれがそうなのですね。
ミルクティにするなんて勿体無くてとても出来ない、繊細な味わいのお茶でしたが、これで
「ダージリン・ファーストフラッシュの中ではどちらかと言うとしっかりした味わいの紅茶」
とは、他のファーストフラッシュはどれだけ繊細なのでしょう?


これからの季節に喫むと言うことは、アイスティにする機会が増えるのでしょう。
このお茶は是非、香りを楽しみたいのですが、冷やしてしまうと香りがきちんと立ってくれるかどうか。
せっかくのお高い紅茶、価値に見合った喫み方を探るのはこれからです。





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