脳活日誌872号
- カテゴリ:日記
- 2017/07/26 12:27:49
似た者同士かも。
トランプと安倍首相。似ていないのに似ている感じを受ける。トランプはロシア疑惑に揺れている。安倍首相は獣医学部の新設で口をきいたかどうか、で騒動になっている。ここまで議論が広がってくると、嘘でも本当、本当でも嘘になってくる。国会での質疑を聞いていると、日常生活での会話ではないと感じる。会ったのは事実かどうか、記憶にありませんという。記憶にないから事実とは認められない。この論法でいえば、愛したということが事実かどうか、記憶にありませんなどと言ったら、パチンと頭を叩かれるかもしれない。ふざけるな!体に聞いてみろ。
哲学の世界でいう唯心論と唯物論という論争に似ている。仏教哲学では唯識論という認識論もある。事物を見て、物のあることを認識する。いや、人間の脳には観念があるから物を物として認識することができる。りんご、ミカン、花などは、りんごを果物として認知する観念があるから、りんごの存在を知り得るという考えである。岩石を見て、これは岩であって食べることができない。りんごは食べることのできる果物であると判断する観念があるから存在を認識できるというのである。
もし、この観念がなければ、岩でもかじるかもしれない。岩をかじっても、食べられないという経験則に基づいた観念が脳の中で確立しているから、これは食べることができる、りんごであると脳が判断して、人は手を出すのである。それでは物が先か、観念が先かとなる。りんごという物体が無ければ、脳は認識できない。事実が先にあって、観念が発生して記憶として保存される。記憶は事実の反映であって、記憶が薄れて忘れてしまっても、事実は事実として存在している筈である。
政治家の「記憶にありません」は、事実上の黙秘ですよね。
「会った」とも「会っていない」ともいっていないわけですから。
でもね~、それじゃ、9月の新学期、小学生が先生に「宿題、お父さん、お母さんに手伝ってもらったでしょう?」と聞かれて、「記憶にありません。」って答えたらど~なるんでしょうね?
叱ることができるでしょうか?
子供は大人を見ています。
やっと外に干す事ができました。
各地で大雨洪水警報が出でいるようですね。
被害がないといいのですが。